第十二話 ページ13
ジョーカーside
少しシワになっている
スーツが遠ざかっていく。
女だと、バレていないことに
最初は驚いた。
だけど、好都合だとも思った。
男ならナメられる事もない。
この世は所詮そんな物。
女は差別の対象なのだ。
だが、遂に、それもバレた。
幹部達に情報が回るのも
時間の問題だろう。
その時、インカムが鳴る。
j「はい。ジョーカーです。」
g『至急、総統室まで来るように。』
j「了解しました。」
言われた通り、
急いで総統室まで行く。
中には、幹部がほぼ揃っていた。
t「あとはー…ゾムだけか。」
k「あいつ遅いな。
寝てるんとちゃうか。」
t「いや、さっき反応あったから
多分………。」
ドアが開き、
いつもの緑パーカーが姿をあらわす、
z「遅なったわ。すまん。」
g「揃ったな。
臨時の会議を始めたいと思う。」
内容は、戦争だった。
友好国が現在敵国と交戦中。
その国に援助、増援を求められた、と。
u「はぁ！？
そんなもん行かなくてええやろ。」
o「でもあそこと縁切っちゃうとなぁ。
色々、大変になるよ？」
s「じゃあもう確定みたいな
もんやん、それ。」
議論が始まる。
援助をするのか、しないのか。
反対派もいる反面、
頭を悩ませる人もおり
話はあまり進まない。
g「ジョーカー、お前はどう考える？」
急に話を振られる。
どう考える、か。
これは持論だけ並べても良いだろうか。
j「敵国が、我々と友好的でないなら
援助、増援もありだと思います。
その場合は復讐等を考え、
完膚なきまでに国ごと消した方が
よろしいかと思いますが。」
g「確かに、な。」
t「それもありやな…。」
また、先ほどの喧騒が戻る。
どう選択する？
グルッペン・フューラー。
g「……戦争に増援として参加する。
異論があるものは？」
先ほどまで反対派だった
大先生も、意外と乗り気だった。
つまり満場一致。
戦争不可避、だ。
g「整い次第移動を開始しろ。
統率は……シャオロン、やれるか？」
s「当たり前だよなぁ。」
初陣。
性別なんて関係ない。
ただ、殲滅するだけ。
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8
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白風狂 - ちぃ汰。さん» お返しが遅れてしまい申し訳ありません。次回作…。そうですね、ネタが浮かべば、また。ちぃ汰。さん、いつもありがとうございます。 (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 47cb4cd5ca (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 非常に遅ればせではありますが完結おめでとうございました、次回作の目処が立つことを祈っております(ﾁﾗｯ) (2017年11月18日 2時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
白風狂 - サイコさん» ありがとうございます！ご期待に応えられればなとね、はい。思ってます。(ゲス顔 (2017年9月19日 23時) (レス) id: f5af2860e4 (このIDを非表示/違反報告)
サイコ - 新しい小説、楽しみにしてました！一気投稿…ｳｯ…頭が……(ﾁﾗｯ プロローグからゾクッときました。応援してます！！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 8bfa66f233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白風狂 | 作成日時：2017年9月19日 21時
