第十一話 ページ12
大先生side
u「ここ！
げどちゃんが管理してる
動物とか、野菜とか……。」
k「大体ひとらんらんは
ここにおるな。」
s「せやな。農耕民族やからな。」
さっきはあんなに緊張していた
シャオちゃんもほぐれたようだ。
……謝られても、
トラウマはまだ抜けないようだ。
h「あれ、四人して
何しに来たの……？」
げどちゃんがこちらにやって来る。
左手は既に、
愛刀に添えられていた。
k「ち、ちゃうねん！！
ジョーカーに、ここ
紹介しに来ただけやって。」
h「ホント？
コネちゃん信用ないから。」
k「うせやろ！？」
s「当たり前だよなぁ。」
u「コネシマ、よくここ荒らすから
げどちゃんに復讐されんねん。」
j「へぇ……。」
と、シッマ、シャオちゃんの
両方のインカムが鳴ったようだ。
さらに、要件も同じらしい。
k「や、ヤバイで…。」
s「マジのやつや。早く行かんと…。」
2人で城に戻っていく。
残ったのは、
俺とジョーカーさんとげどちゃん。
h「…見学してく？」
j「いや…動物に、好かれないから。」
u「げどちゃんのは温厚やで？」
それでも、首を横に振る。
h「じゃあ、畑でも。」
j「……いいんですか。」
u「よっし、行こか。」
げどちゃんが一つ一つ
説明をしてくれた。
ジョーカーさんも
少しは興味があるようで。
熟れたイチゴをもらった時には、
少し嬉しそうな感じだった。
そうこうしていると、
もう日も傾き始め、夕方に。
u「そろそろ戻ろっか。」
j「…はい。」
相変わらず敬語は抜けないがまあいい。
別にそれは目的として無い。
j「…ありがとう、ございました。」
u「ええんやけど、な。
前の続き、してええ？」
少し驚いた顔をして、頷く。
そんな顔もできるんやな。
u「一つ確認やけど
ジョーカーさんって、女やな？」
さらに、目を見開いた。
予想外みたいな顔。
u「まあ、僕クズって呼ばれてるけど
そー言う経験が豊富なんよね。
…で、気づいちゃったと言うか、
ま、ほとんど勘やけど。」
で、どう？
そう尋ねると、少し俯いてから答えた。
j「そう、ですけど。」
u「やっぱなー。じゃ、これで。」
j「待って。」
彼女に、呼び止められる。
j「引かないんですか。
私が、女だと言うことに。」
u「引かへんなぁ。
ここの奴ら、みーんな引かへんよ。
……そこは安心してええよ。」
確かに正直なところ驚きだが、
別に引いてはいない。
むしろ、面白いよな。
ああいう子って。
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白風狂 - ちぃ汰。さん» お返しが遅れてしまい申し訳ありません。次回作…。そうですね、ネタが浮かべば、また。ちぃ汰。さん、いつもありがとうございます。 (2017年11月23日 19時) (
レス) id: 47cb4cd5ca (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 非常に遅ればせではありますが完結おめでとうございました、次回作の目処が立つことを祈っております(ﾁﾗｯ) (2017年11月18日 2時) (レス) id: 64d3b538d3 (このIDを非表示/違反報告)
白風狂 - サイコさん» ありがとうございます！ご期待に応えられればなとね、はい。思ってます。(ゲス顔 (2017年9月19日 23時) (レス) id: f5af2860e4 (このIDを非表示/違反報告)
サイコ - 新しい小説、楽しみにしてました！一気投稿…ｳｯ…頭が……(ﾁﾗｯ プロローグからゾクッときました。応援してます！！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 8bfa66f233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白風狂 | 作成日時：2017年9月19日 21時
