六十一口 ページ23
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結論から言おう。俺は気絶した。
気絶して、気付いたら豪華なソファに寝転がっていた。
俺が意識を取り戻したとき……
「俺が膝枕する！」
「ゾムみたいなかったい太股より俺の方がええわ！」
「トントンはただふとましいだけやろ！」
「うっせちび！」
「なんやて?!」
どうやらゾム、トントン、ロボロが喧嘩しているようだ。
だが俺の体は何かに持ち上げられて……
「ふふ。いただき」
重く高い声。
頬に当たっているのは髪だろうか？
「起きとるんやろ？目、見て？」
耳元でそう言われて恐る恐る目を開く。
俺を抱いていたのはアシンメトリーな横髪と糸目が特徴的な美形。
「俺はオスマン。気軽に呼んで欲しいめう」
「よ、よろしく……」
そして気付いた……
「っぁああぁぁっぁぁああ！！」
「何抱っこしとんねんオスマン!!」
「俺のAやぞ!!」
叫ぶ三人。
そこで俺は違和感に気づく。
ゾムがこれだけ俺に煩いのは分かる。
けど、トントンやロボロは何故俺の事で言い争っている？
「此処は妖都w国。此処では偽装系妖術が全部無効になるんよ」
「偽装系妖術……」
本当だ、よく見たらゾムは耳とか出てるしトントンとロボロは……
「羽？」
「トントンは烏天狗。ロボロは子天狗」
へぇ。と一言。
「因みに三人が言い争っとんのは俺のせい」
「え？」
オスマンが何か言おうとしたその時、
「からかうのもそこら辺にしなよ」
「めぅー」
俺は地面に下ろされてオスマンは後ろに引っ張られた。
「やぁA。俺はひとらんらん。ひとらんでいいよ」
軍帽の下に見えるのは二本の角。
腰に刀も差してるし多分鬼。
そんな事より、何か覚えがある名前だ。
「ひとらんさん……って、もしかして我々のメンバーであんまり活動してない……？」
「そうなんだよね……主にこっちの統率取ってるんだけど忙しくなっちゃって。お休みしてるんだ」
「そうだったんだ……」
やっぱり仕事だったんだ。
「お疲れ様です……」
「ご丁寧にどうも……で？オスマン。三人に掛けたやつ解いて。」
「えー……俺なんも悪いことは……」
「これ以上は二人が可哀想でしょ」
「はーい……」
詰まらなさそうにオスマンが何かを呟く。
それは言葉なんだろうけど俺には理解できない……異国語のような。
少しの光が生まれて三人へくっついた。
そのとたん
「Aーーーっ!!!!!!ごめんなぁ！怖かったやろ？！」
「はあ……はぁ……」
「もー駄目や……死ぬしかないわ……」
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トキ(プロフ) - どうか、この作品を引き継がせてください。お願いします。あなたに捧げる剣でも同じ事を書いています。お願いします。 (2021年1月1日 15時) (
レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - トキさん» わわ！！すごいやーん！！演劇は詳しいこと知らんけど、5本指は素直にすごいわぁ………。アレやったらボードおいでねwそっちの方が話せるし。 (2020年12月14日 18時) (レス) id: 2c34af32f0 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - 例の県大会勝ったんですよぅ。劇部なんですけど、うちらより上手い人が落ちた挙句、全国で5本の指に入る舞台で演じる事になりました (2020年12月14日 18時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
弑逆ノ桜(プロフ) - トキさん» お、お??!なんの大会かめっちゃ気になるwwおぅ!!頑張ってこい!! (2020年12月14日 8時) (レス) id: 2c34af32f0 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - レンタル料うん100万の舞台でがんばって来ます、、、(1月) (2020年12月14日 8時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弑逆ノ桜 (後にトキ) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/homupe2019/
作成日時：2020年1月18日 18時
