魔王討伐とか無理だし店開こう！ (ページ5)

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昔の家にいくことにしたページ5

あのあとカフェでおやつをバカみたい(みたいじゃなかったバカだった)に食った三奈がおなかを壊してトイレに引きこもったおかげで新幹線に乗り遅れた以外は何事もなく

「西京やーー！！」

「うるさい黙れ！痛いやつみたいになってるぞ！」

西京についた

で、西京について早々騒いだ三奈のせいで不審者扱いされた

「ここがおれの家だ！」

渋田の俺の家についた

「あんまでかくないやん」

「うっせえ」

合鍵でドアを開ける

「「きたねえ」」

ドアを閉める

「あれはこの世のものではない！異界だ！あのドア、異界につながってたんだ！」

「きっと家を間違えたんや、そうやそうにちがいあらへん！わははは」

二人して現実逃避を実行する

「きっともう一度開ければ・・・」

ドアを開ける

「「穢れよ消え去れ！」」

ドアを閉める

「はあはあ」

「あ、あはは、という夢をみたんや！」

「まるで」

「まるで」

「「夢の景色のように」」

「「美しい眺めだった！」」

某映画のワンシーンを再現してみた

「よし・・・三度目の正直！」

「覚悟決めるで！」

ドアを開ける

『ファルコン！パーンチ！』

「はぁ、はぁ」

仕方ないのでベランダで寝ることにした

「もう10時だし飯食うかー」

「せやなー、お腹空いたわ」

「おまっ…おやつ食い過ぎて腹壊したのによく食えるな…」

あきれる＆引く

「さてと」

「？」

「ちょっとコンビニ行ってくる～♪」

「待ってやー」

夜の道路を疾走する

「キーン、キーン」

まあまあ人もいるのに恥ずかしいことを始めた三奈は華麗にスルーしていくスタイル

てれてれててーてててれてー

ファミリーバードに入店する

漫画コーナーの横のコーナーが気になるが年齢的に無理だし見る勇気もない

「あ、秋の限定品あるやん！ほしーほしー！」

「どれどれ買ってみるか…」

俺は値段を見てみた

「だが、断る！」

「なんでや！」

見事に繋げてくる三奈

そんな俺たちに冷たい視線が向けられる

結局昆布おにぎりにシャケおにぎりを買った

「あっ、飲み物買ってなかった！」

コンビニにカムバックした俺たちを店員さんが冷たい目線で迎えてくれた

「あー、美味しいわー、ええなーおにぎり」

俺は精神ダメージを食らったのだが、三奈は大丈夫らしい。

「うう、俺の心はボロボロだ…」

「私は毎日あの目で見られてたから大丈夫やで！」

マジかよ

「とにかく、明日こそあの家掃除するぞ！」

「ラジャ！」