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安井「で、こっちが氷ね。この下にコンピュータがあるから、店の状況はこれで確認して、随時報告！ここまでOK？」
「…はい…。」
今は自分の持ち場となる仕事を確認中。
さっき遅れてきた人のうちの1人、安井さんがこの店のオーナーだそうで、色々教えてもらってる。
「なんか…、すごいお店ですね…。」
店のことを教わるうちに、この店の質の高さが伺えた。
ウエイター、店員共にインカムでいつでも連絡できるようになってるし、お酒も年代物が揃っている。
店の売り上げ、お客さんの情報などは全て、カウンター裏のパソコンに記録される。
どんだけハイテクなんだ。
それにしても…。
「安井さんがオーナーって…、あの、どうしてなんですか…？」
安井さんも高校生。
普通、ホストのオーナーなんてできないしやらないだろう。
安井「うんとね…、おじさんがくれたんだ。」
意味ありげに微笑む。
安井「俺、親から虐待受けてて。中学生の時、居酒屋やってたおじさんに拾ってもらったの。」
衝撃的だった。
安井さんは続ける。
安井「おじさん、一昨年死んじゃってさ。だけど、俺もおじさんが俺を助けてくれたみたいに、同じ境遇の子を助けたいって思って。この店はそういう子達のために作ったんだ。」
慎太郎君が言ってた、店の1人が開業に関係する秘密持ちって。
「安井さん。安井さんはとってもすごい人です。」
きっと、安井さんがそうなのだろう。
「私には…、そんなことなかったですし、同情するのも違うと思います。けど…、今、安井さんがしていることは、誰にでもできることじゃありませんから。」
言い終わって安井さんの顔を見ると、静かに笑っていた。
安井「ちゃんと、自分で聞けたね。うん、合格かな。流石、あいつらが選んだだけある。笑笑 」
そう言うと、仕事が始まる、と何処かへ行ってしまう安井さん。
店の中ほどまで行って、振り返ると口パクでこう言ったのがわかった。
「あ、り、が、と、う」
そう言って、満面の笑みを見せる。
(作者より)
安井過去編、すぐ終わってしまってすみません汗。
これから安井さんには主人公の良き相談相手となってもらうがための苦肉の策でした。
駄文で失礼しました。
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ゆき(プロフ) - すみません、ここのコメントを間違って消してしまいました汗 本当にすみません。 (2016年12月30日 14時) (
レス) id: 7895928487 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - ゆきさん» そうだったんですか。私は北斗くんとの絡みを増やして欲しいです（個人的に..)最新楽しみにしています！頑張ってください (2016年12月26日 23時) (レス) id: 0509497509 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2016年12月26日 8時) (レス) id: 5caa69d11d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - リリーさん» ありがとうございます！実は作ったんですけど、いまいち気に入らなくて…。リクエストなどあればそれに沿った展開にする努力いたしますので、よろしくお願いします！ 更新はあと少しでする予定です。 (2016年12月24日 20時) (レス) id: 1d26ff2873 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - この小説すごく好きです！最近は最新されていないんですか？応援しています！頑張ってください！ (2016年12月20日 19時) (レス) id: 0509497509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき
| 作成日時：2016年12月7日 0時
