行方不明・3 ～喪われたもの～【歌い手】 (ページ6)

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ま「よーんじゅーうはっちーわー♪」そ「４８話の歌」← ページ6

うらたぬきさいど。

夢うつつの中、だれかが外出する気配がした。

匂い的に……

う「さか……た？」

なぜ……？

どこ行くんだよ。

そう言おうとしても、睡魔に勝てずにそのまま意識を手放した。

winner is 睡魔！←

それからどれくらい経っただろうか。

気がつけば日が昇っていて、

……昇っていて。

あ、

朝だ。←

起きるか……

ま「うううううう、うらたさぁぁぁあぁぁぁぁあぁ！」

うるさい。

大事だからもう一度。

うるさい。

大事すぎるから後もう一回。←

うるさい。←

う「ちょ、まふ……今寝起きぃ……」

ま「あ、す、すみません……さかたんが居なくなってたんで、ついパニックに……」

ああー……坂田がいない……

あ。←

う「ええぇえぇ⁉坂田がいないぃぃいいぃいいいぃいぃぃ⁉」

ま「うるさ」

う「んなのしるか！」

気づけば目尻に涙が溜まっていた。何故だ。解せぬ。←

志「坂田は悪魔の子だ。だから魔力の匂いは特徴的ですぐにわかる。あいつ今封印してないしな。それにうらさん…匂いを辿るのは得意やろ？」

そうだ。風の力を使えば……！

う【親愛なる我が風よ。我が仲間、となりの坂田。の居場所は何処だ……】

ふぉっ

つむじ風が舞う、舞う、舞う。

埃が舞う、舞う、舞う。←

う【奴のにほいは何処だ！】

しゃん……

わかったぞ……

う【坂田は今、nqrseたちのもとにいる。】

結果を告げる。

志「っ！今すぐ行くぞ！」

だな。

となりの坂田。さいど。

目を開けると、そこは研究室みたいなところだった。

ぼーっと部屋を眺めていたら、倒れているナニカを発見した。ま、まさか！

坂「Aっ……⁉」

なんで、なんで⁉

すぐそこにいたnqrseを思いっきり睨みつける。

坂「お前……！」

n【俺らは、ただ姫の望み通りにしただけ。】

どうしよう……

そこでふと思い出す。あの時、Aの脈が弱まっていくときに祈ったら叶ったこと。

もしかしたら！

坂「A…起きてよ。ねぇ。……！

起きろよ‼‼‼」

シ……ン。

n【今の姫は感情を無くしている。まずはそれをどうにかしないとな。今のAの感情は行方不明なんだ。】

っ…それなら俺が見つけてあげるから……

今の君を癒してあげるから……

坂「好き……だから……！」

癒せる自信も、

どんな君を受け入れる自信も、

あるから……！

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ねぇ……！