KISUDA★HOUSE〈続!!〉４☆

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渉「A！」

「は、はい！」

渉「聞いてるの？！」

「聞いてます、聞いてます！」

渉「じゃあ、いま、なんて言った？」



…やばす。

聞いておりませんでした。



だけど、鬼教官の話を聞いていなかった

なんてことは口が裂けても言えない。





「…もうこれからはしませぬ」

渉「そんなこと言ってないんだけど？」

「…みっくんに謝ります」

渉「そんなことも言ってないんだけど？」

「……じゃ、じゃあ」




やばす…２回目。

あまりに聞いてなさ過ぎて、

本当になにを言ったか分からない！




渉「なに？」

「わ、渉くんとデートしよねっ♡なんちゃって」

渉「…。」



ヒィーー…！！！



渉くんの目がこわす！！！！




渉「正解」

「…へ？正解？」

渉「なわけ、ないだろ！」

「やっぱり？」

渉「もうーー！なんで人の話をちゃんと聞けないの！」

「い、いや、その〜」

渉「よそ見しない！」

「はいっ！」



鬼教官、

一回の説教が長いんだよねー。



渉「だから、いつも言ってるように！」

「はい」

渉「Aはもっと！」



あぁ〜、誰か助けてくれないかな？

たいぴー辺りが渉くんを説得してくれたら

案外早く説教は終わるんだけどな〜。




渉「A！聞いてるの？！」

「は、はい！聞いてます！！」

渉「全く！最近のAはおかしかったし、そのことも」



脱線してますよーーー！！

これも…また、言えなくて。





ちらっと部屋から出てきて、

私たちのことを見たたいぴー。

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