KISUDA★HOUSE〈続!!〉４☆

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たいぴーは「先に行く」と言って、

リビングに戻ってしまった。



「いやいや、こんな私を放置しないでよ！」



たいぴーと旅行？！

二人きりで？




みんなになに言われるか…や、

二人で行ってもいいのか…や、

色々考えることはたくさんある。



だけど、その中で一番考えなきゃいけないのは

私がたいぴーと行きたいか…だよね。




まだ約１週間はある。



「その間に考えればいっか！」



能天気に後回しにすることにした。





部屋を出たら、

リビングからはみんなの声が響いていた。



「なになに〜？」



リビングでは…



「なにしてんの？」



宏「お！A！！ちょうどよかった！」

「…。」

宏「Aのミニちゃん！裕太に貸してやって！」



高嗣と健永は、

なぜか渉くんの服とみっくんの服を

着せられている。



「だから、なにしてんの？」

太「見れば分かるでしょ？」

「みっくんと渉くんのコスプレタイム？」

太「正解」

宏「A！早く持ってきて！！」

「あぁ、分かったよっ」



全く、夜中になにしてんだ。



さっき脱いだばかりの衣装を持って

裕太に渡した。


裕「ねぇ〜本当に俺、これぇ？」

「可愛いと思うよ」

裕「えぇ〜〜」



裕太は兄弟の中で

一番女の子顔をしていると思う。



「裕太なら似合うと思うよ♡」

裕「本当？」

「うんうん」

裕「じゃあ！着る！！！」

「うん。って、ここで着替えないでよ！」

裕「え？」



私の目の前で服を脱ごうとするから


渉「今更、なに言ってんの？」

「いや、別に」

渉「裕太の裸なんか、見飽きてるでしょ」

「変なこと言わないで！見飽きてないから！！」



ん…？





裕「へんたい♡」

「だから！違うって…！！！」



裕太は部屋に衣装を持って行った。



その間…

高「俺、眠たい」

健「俺も眠たい」

太「俺も寝たい」

「いや、私だって」

宏「はぁ？！ウッディになってる俺はどうすんだよ！」

渉「この俺のバズだって…」

「みっくんも渉くんも似合ってるよ〜」

宏「おい！！！もっと、心を込めろ！！！心を！！！」




…もう一度言います。

夜中になにしてんだよ、お兄さんたち。

明日は仕事だよ？




俊「あれぇ〜？みんな、まだ起きてたの？」

「俊哉…」


なんとかしてよ。って

言いたかったのに…。




俊「みつ！わったー！！！なにしてんの！！！超似合ってんじゃん！！！！」



はぁ、こっちもだめだ…。

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