KISUDA★HOUSE〈続!!〉４☆

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仕事を終えた私は渉くんにだけ

予定があると報告をして、

たいぴーと待ち合わせ場所に向かった。




「たいぴー！！」

太「お疲れ」

「お疲れさま」

太「お腹すいた？」

「うん〜空いた〜！！」

太「これでも食べて我慢してくれる？」

「ん？」




たいぴーの手のひらから

小さなチョコの包みが出てきた。



「わぁ〜用意してくれてたの？」

太「うん」

「ありがとう♡」



たいぴーからもらったチョコを食べながら、

どこに行くか分からない私は

たいぴーにただ付いていく。




「どこに行くのー？」

太「んー、旅行会社」

「どこに行くか決めてるの？」

太「出来たら遠いところがいいんだけどさ、無理でしょ？土日だけだと」

「そっか、どこがいいかな？」

太「近場だけど、穴場！てきなとこがいいなぁ〜」

「温泉入りたい！」

太「え？なに？」

「おーんせんっ！」



いや、聞こえてたでしょ？！



そう思って、たいぴーを見たら…




太「混浴？」

「はぁ？！」

太「さすがにそれは考えてなかったわ、悪い」

「いやいや、私も考えてなかったから！(笑)」

太「ははっ、でも部屋に温泉とかあったらいいよな」

「えー、やだ。たいぴーに覗かれるもん」

太「覗かねぇよ」

「本当？」

太「一緒に入るんだから」

「バッカ！！！絶対いや！！！」



たいぴーは笑っていた。



絶対、部屋に温泉付いてるとこは

選ばないようにしなきゃ！！！！





「あ、そうだ！たいぴー！！」

太「ん？」

「俊哉のこと聞いた？」

太「俊哉のこと？」

「うん、朝聞いたんだけどね」

太「うん」



たいぴーはまだ知らなかったから、

私が言うのもな〜っと、思いつつも

朝聞いた話をした。




太「そっか、まあそれなら良かったんじゃね？」

「んー」

太「俊哉とメグちゃんが本当にしたい時にすれば。ね？」

「うん！」

太「お、ここだ」

「ここ？」



着いた先は、

大手旅行会社だった。

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