【ディアラバ】アイドルは宝石のような彼女に恋をした。

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,365 hit

CSS 《CSS》
cssの掃き溜め
市様から

「貴方は、宝玉家の当主になるの。失敗は許されないわ。わかっていますね？」

「はい、お母様」

＿＿＿私はいつだって、お母様やお父様に逆らえないでいる。

「あんな愚民共と食事を共にするなんて！次期当主である(名前)が汚れてしまう。
…お前もそう思うよな？(名前)」

「はい、お父様」

みんなと同じように楽しくおしゃべりしながらご飯を食べることもできない。

「まあ…流石わたくしの娘。とても綺麗……まさにわたくしの娘のためにある服装ねぇ」

「お前はあいつに似て美しい。その宝石のような輝きをなくさないこと。……いいね？」

「はい……」

いつでも「美しいのが当たりまえ」「綺麗であることは当然」そう教わってきた私にとって、他の人たちが送る生活は、きっとおとぎ話の世界の何かなのだろう。そう思っていた。
＿＿＿彼が、私の前に現れるまでは。

「俺が本当の世界に連れて言ってあげる」

その一言に救われるまでは＿＿＿＿＿＿。執筆状態：連載中