トリップした。でも、傍観者側が良いから逃げる！

番外編 ショピングモール ページ34

貴方side



乱「ほら！行くよA！」




最悪…何か目的を忘れてる様な……



何故か、さっき電話が掛かって来たと思ったら＿＿＿＿＿






〈15分前〉




『うわっ、糞暇なんだけど……』






prrrrr＿＿＿






『え？電話、誰から…』



着信源：江戸川乱歩




『嫌な予感しかしない…』



『もしもし？』






乱「《一寸A！電話出るのが遅い！面倒だから1コールで出て！》」




『いや無理でしょ。』




乱「《其れより！君がいる所の近くの、ショピングモールに来て！》」






ﾌﾞﾁｯ、ﾂｰﾂｰ




『あの名探偵…切りやがった……』






〈そして＿＿今に至る〉



『一寸乱歩！此処で何すんの!?』




乱「此処の駄菓子、美味しいって聞いたから、買いに来た！」




『探偵社の人に任せれば良かったじゃん！』




乱「皆、依頼だったの！」



何故、私が道づれになっているのでしょうか？
一人で行ってくれ……





乱「道わかんないから！」




『頭の中、読むな！』









〈inショピングモール〉








『一寸、どっか行かないで…よ？』




ｸﾙｯと後ろを振り向いたら、誰もいない…
おい、あいつ何処行った？待って…もしかして…





ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ







〔迷子のお知らせです〕





〔26歳だと名乗る…名探偵のコスプレをした、男の子を預かってます「一寸！僕は本当に26だから！それに名探偵！」えっ〕




ナレーターさんが困ってるよ、乱歩？

何て事してくれるんだ……









〈in迷子センター〉





『すみません。此処に“コスプレをした男児を預かってる”と聞いたのですが〜』






センター「あっ！あの人の保護者ですか!?」





乱「もう〜A、置いてくなんて酷いじゃないか！お陰で色々、めんどくさかったんだからね!?」






何してんだよ、この人。迷惑掛けまくりじゃネェかよ！






『すいません。家の息子が…この子、名探偵に憧れてて、コスプレしてるんですよ。年齢だって嘘付いてるし。すいませんねぇ。』





乱「僕はそんなことしてなっムグッ！」





『五月蝿いよ〜乱歩くーん。』





センター「は、はぁ。」









『お騒がせしました。』








ガチャ、ﾊﾞﾀﾝ









乱「一寸！何してくれるのさ！僕は本当の事を、行っただけでしょ！」









『乱歩はもっと自覚してよ…』




───


ショピングモール編此れにて終了！

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