トリップした。でも、傍観者側が良いから逃げる！

14 探偵社では ページ20

Noside




敦「太宰さん。ストレイキャットって知ってます？」




探偵社の中、中島敦は太宰治に聞いた。




太「ストレイキャット…？あーあの怪盗かー」




ナ「ストレイキャットですか!?ナオミも知ってまの。猫の様に痕跡を残さず、そしてイケメンな怪盗さんですね!?」




谷「あー、あの女性に人気な…」







敦「あのーそのストレイキャット何ですけど…」




敦「探偵社に捕まえて欲しいとの、依頼が来てます。」






太「へー。随分と女垂らしだね」




敦「其処!?」





“ストレイキャット”

それは＿＿＿最近此処一週間で、怪盗として有名になっている、怪盗である

シルクハットから見えるその顔は、どうもイケメンらしく、女性に人気

捕まえるのが困難な怪盗＿＿＿


その理由は、猫の様だから＿＿と



何かしらの異能力を持っているかも知れないから




敦「何か、今日の夜に此処等で有名な“オールド・ルビー”という、宝石を盗むとかなんやら」



敦「で…これが予告状らしいです」



敦が見せたのは、1枚のシンプルなカード


─────

今宵の20時頃 あの有名な


“オールド・ルビー”を盗みます


捕まえられますかね？


ストレイキャット

──────────


太「随分と可愛い予告状だね。」



予告状の裏には猫のイラストが刻まれている。






国「太宰、貸せ。」


太「あ」





国「社長に見せてくる」


そう言って社長室に向かう＿＿国木田独歩









数分後〜♪



国「社長から許可が降りた。今日の19時30分に現場へ向かえと。」




乱「ふ〜ん。それは興味深いねぇ。19時て…」






ガチャ






社長室の扉が開く音がした



国「社、社長！」






福「今日の20時＿＿絶対に逃がすな。国木田、敦、太宰。この3人で向かえ。他の物は様子見だ。」









「「「「「はい！」」」」」









＿＿＿＿こうして、迷い猫の捕縛が始まった

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