先輩方、それ、家でやってください。【Fuma.K】

じゅーはち ページ21

勝「そういえば風磨先輩も染めたんですね

部活引退したからですか？」




『ん？そーそー

俺早く染めたかったんだよね！！なんでバスケ部禁止なんだよほんとわけわかんねえよな！

勝利だって染めたいよなあ？』




勝「まあ、染めたいですよね」




『だろ？？』




風磨先輩はブリーチだけしたのか金髪。

A先輩はアッシュグレーっていうのかな…



2人ともガッツリ染めてるのに髪の毛が傷んでいるようには見えない。髪の毛強い。





聡「でも風磨く、…風磨先輩金髪だとヤンキーっぽいですよ」






あっ





『お前なんなの？ドMなの？俺にいじめられんの好きなの？』




聡「いやいやいやまさか！！」



…あーあ。

聡は余計なこと言うから…

また遊び始めた2人を他所に、A先輩が僕に話しかけてくる。


「勝利くんたちもう食べ終わったの？」



勝「あ、はい、もう食べ終わったんですけど教室戻っても居心地がいいってわけじゃないので」




「だよねぇ勝利くんモテそうだもん」





勝「いやっ、ぜんぜん、そんなことないです！！」




『勝利嘘つくなー！』




聡「勝利めっちゃモテるじゃんー！」




勝「ちょ、聡うるさい！！」




まあね、確かにね、入学してからまだ3ヶ月なのに10人近くに告白されるって普通じゃないけどね？！



なんでだろう僕中学のときぜんぜん告白されなかったのに…





勝「あっ、風磨先輩とか告白されないんですか？」




『え、俺？されないけど？』




勝「えっ」




『だって俺にはAがいるもん。』




「…まあ教室でもあんなにくっついてたらそりゃみんな告白する気はなくなるよね」







……あの行動は女避けの意味もあったのか…

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