瀬名先輩の妹ちゃん【影片みか】 (ページ10)

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妹ちゃん９ページ10

？「なんだ、そこにいる小娘は」

とりあえず、状況を説明します。
私は鏡を見ながら歩いていると、誰かにぶつかってしまって、確認したら鬼龍先輩と隣にいる桃色の髪色の人にぶつかってしまいました。

紅「…立てるか？それとも腰抜かしたか？」

『い、いえ、そーゆー事ではないんです。今立ちますね』

私が立とうとすると鬼龍先輩が手を差し伸べてくれたので、お言葉に甘えて手を借りて立ち上がった。

『えっと、初めまして。２年A組の平沢Aです！』

紅「斎宮、自己紹介だ」

鬼龍先輩が話すと、ある人形を出してきた。

マ「私はマドモアゼル。この人は斎宮宗くん。３年A組よ。」

『…は、はぁ…』

紅「すまんな、嬢ちゃん」

『い、いえ！情報はわかりましたので…』

私が困っていると、後ろの方から駆け足の音が聞こえてきた。

み「お師さんと鬼龍先輩や！あと、マド姉も！」

『お師さん？？』

紅「影片は斎宮のことをお師さんって呼ぶんだよ」

『へぇ…』

み「お師さんは俺と同じユニットのValkyrieに入ってんねん」

あ。あの時の斎宮宗って…
この人なんだ…！

宗「小娘。もしかしてValkyrieを知らなかったのかね？」

『ええっと…ごめんなさい！私の勉強不足で…』

宗「分かればいいのだよ」

Valkyrie。そういえば、詳しく調べたことがなかった。調べとかないと…

『影片くんはどうしたの？』

み「あぁ、せや！Aちゃん、両手でお皿作ってくれへん？」

私は言われた通り、両手をくっつけた。
そこに焼きそばパンが置かれた。

み「忘れとったやろ？走ってまうから焦って追いかけてきたんよ」

『ご、ごめんなさい…』

み「ええんよー、こうして無事に渡せた事やし」

『あ、ありがとう！それじゃぁ、待たせている人がいるのでこれで失礼します！影片くん、また後でね！』

私は今度こそ焼きそばパンをもってあとを去った。