自由きままに考える小説の作り方。

物語にテーマを設ける ページ39

◇物語にテーマは必要なのか

　すっかり忘れていました。このことに関して。今回は物語のテーマについてお話したいと思います。

　皆さんは物語を作る際、テーマというものを意識していますか？ 私はぶっちゃけしてません。してないなら、話するなよと思う方いらっしゃるかもしれませんがそこでするのが私です。
　あとなんで、私が意識しないのかは追々お話したいと思います。まあ、これに関しては簡単なものですが実例を見ていただいたほうが分かりやすいと思うので、それらを設けながら説明していきます。

【テーマを設けてない物語】
山田太郎は頭が悪い→低い点数を取り親に怒られる→とりあえず親の言われたとおり勉強する→いい点をとる

【テーマを設けてる物語】
山田太郎は頭が悪く、クラスメイトにバカにされる→見返してやろうと、寝る間を惜しまず勉強する→テスト当日、今まで難しいと感じたテストがスラスラ解ける→クラスで1位を取る

　さて前後同じように山田太郎は頭が悪く、勉強してという流れでしたがだいぶ話が変わってきますね。
　ついでにですが、一応後方では「努力は結果につながる」というけっこうありきたりなテーマをねりこんでます。
　まあ、解説していくと最初の話は「うん？ で、何？」みたいに思われる方が大半だと思います。これがテーマがない物語です。
　後方の話はバカにされた悔しさから、寝る間も惜しんで勉強してクラスで1位をとりました。少しでも「努力したんだね、努力って大事！」って思える内容ではあると思います。
　これがテーマありとなしの物語の差ですね。テーマありは読者が見ていて「おお！」とか「すごい！」とか思える内容になりますが、ないと大体は「へー……ふーん。で？」みたいな感想になりやすいです。

長くなったので続きます。

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