【自由への旅路】The Fateful Enncounter 1 【企画小説】 (ページ1)

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【柘榴】御影灯芽の場合【概要】ページ1

サンが十七歳、ヒガちゃんが十歳。今から五年前の話。

・硬貨が使えなかった理由(多分に考察あり)
金色の石→色的に金貨か大金貨。金貨ならば十万円相当、大金貨なら百万円相当なのでどちらにせよ高額。普段市場で使われている通貨ではなく、釣り銭が足りなかったから使えなかった。

・ヒガちゃんをアジトに連れて帰った理由
元々サンが殲滅部隊に喧嘩を売って、揉めて撤退しようとしたところにヒガちゃん、つまり同じ獣忌と出会った。このままだとこの少女が見つかる、危ないと判断。連れ帰る。

・勧誘した理由
まだ幼いのに絵を描くのが上手く、一人で旅しているという蛇の獣忌ヒガちゃんへの興味７割と、言葉も碌に話せない上にほぼ文無し状態、その上若干世間知らずであるように見える少女、それも獣忌がこの先やっていけるのかという心配３割。
無理矢理にでも１５歳あたり、自分が独り立ちした歳まで、いやせめて言葉が話せるようになるか常識を学ぶまで一味に所属させた方がいいと考えて、多少強引ではあるが勧誘した。
勧誘の時、理由を全く口にしなかったのは、そういう憐れみじみた感情をむけられるのはむかつくことだとわかっていたし、このように心配するのは余計なおせっかいであると思っていたから。

・その他
ヒガちゃんお腹空いていたし、この後アジトに招いたりもするんだろうか……お風呂にも入れたり？
お金については、その場で教えるのか、アジトに招いて散々驚きながらその価値を教えるのか……。
もうヒガちゃん１５歳になったし「お前、会ったとき旅の途中だったよな。もう言葉も大分話せるようになったし、常識も多少身についたし、どこへでも行っていいぞ」とかサン言い出しそうで心配……。寂しいけど笑って送り出すべき、ここまで俺のおせっかいで引きとめたんだから泣き言は言わない、とにこにこ笑顔で言いそうだから余計。できたらこのまま一味に所属していてほしいと思ってることが伝わらずに出てけよって言ったと誤解される可能性……。