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白夜叉達の救世主19 ページ34

先生が不意に恩人を呼び掛け耳打ちをしだす。俺も聞き耳を立ててみるが声は聞こえず。
何か恩人が明らかに口をへの字に曲げて不機嫌なのだけは分かる。

「……そいつはご正気で?」
「ええ…あの子も私の大切な子なんです」
「…へいへい分かりましたよ。やりゃあいいんだろやれば」
「…ふふ。その時はぜひたっぷりお礼をさせてくださいね」
「一応頭の片隅には入れとく」

作戦会議だったのか否か、恩人が何かを承諾した様子で。俺達はそれに首を傾げるしかなかったが恩人はお構いなく話を進める。



「まあとりあえずだ。自分がある程度天導衆を倒して突破口を開く。その隙に」
「分かった…………絶対に死ぬなよ」
「おう………………死んだら承知しねェぞ」
「うむ………………ぜひ死なないでくれ」
「それもう逆に死ねって言ってんのか」


「「ダ●ョウ倶楽部のフリじゃねーよ!!」」
「貴殿はダ●ョウ倶楽部派か!俺はドリ●ターズ派だ」
「「てめーはてめーでノるんじゃねえヅラ!!」」
「ヅラじゃない桂だ!」
「……そうですね。私は欽●ゃん派ですかね」
「「先生まで!!??」」
ああもう今日は色んな意味で疲れたわ。主にツッコミで。



「いつまで無駄話をしているつもりだ」



「「「!!!」」」
朧の掛け声と共に周囲には俺達を囲みだした大量の天導衆。
俺達にとってこの光景は二度目だ。最初は絶望しかなかったが今はまるで違う。

何故なら、
「いいか少年」
「おう、なんだ」
「自分が天導衆を倒している間、お前さんだけが刀持ってんだ。護衛はしっかり頼むぞ」
「もちろんだ!あんたも気を付けろよ」
文字通り、勝利の女…かどうかはわかんねーけど神様が付いてくれたんだ。

我ながら単純思考ではあるが不思議と負ける気がしねェ。


「ふん、まあいい。掛かれ!!!!」





―――ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンンン!!!!




物凄い破壊音と共に二度目の攻防戦の幕が切って落とされた。



―――ドガッ!!ドゴッ!!


「くそっ!やっぱ数だけは多いな!天導衆っつうのは!!」
刀を持った俺が筆頭に襲い掛かる天導衆を倒す。敵の殆どが恩人の方に向かったため数は少ないがこれも永遠に続けられる訳ではない。皆も俺に加勢して倒すが果たしていつまで保つか…。


「ヅラ!高杉!先生!そっちはどうだ!」
「何とか抑えてはいるがそう長くは持たんぞ!」
「やはり天導衆は武術経験ある者ばかりです!銀時を気を引き締めて!」
「おう!」

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ハニー - アッこれすき。続き楽しみ過ぎます( ˙-˙ ) (2018年12月4日 11時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 主人公の無敵さ、しかもギャグのセンスもあってある意味最強ですね! (2018年11月22日 18時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
ねゃむ^._.^(プロフ) - 早く物語の続きが見たいです!! (2018年9月9日 0時) (レス) id: 6a8d27ee1a (このIDを非表示/違反報告)
無気力人間に等しい(プロフ) - ねゃむ^._.^さん» コメントありがとうございます!できるだけ頑張ります! (2018年9月2日 2時) (レス) id: 2e4da08bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ねゃむ^._.^(プロフ) - とても面白いです!!ww早く次が見たいので更新お願いします!! (2018年9月2日 1時) (レス) id: 6a8d27ee1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無気力人間に等しい | 作成日時:2017年7月6日 1時

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