白夜叉達の救世主14 ページ29
「…まあ、あれだ!とにかくこれだけは言う!ホントマジでありがとう!今度、甘味処に行こうぜ!もちろん俺の奢りでよ!」
「「はあ!?」」
「え、なに今のそんな驚くとこ?」
「おま…マジで何か拾い食いしたろ……じゃねえとありえねえ」
「おまえさっきから何なんだよあと拾い食いしつこいわ!!」
「あの自分は一切金を払わず、人にたからせるだけたからせる事で有名な銀時が人に奢るなど」
「拾い食いしかありえねえだろ」
「だー!!てめえら仮にも恩人の前でそれ言うんじゃねえよ!!俺だって命の恩人にはそれくれえするわ!!」
「じゃあ銀時。恩人に奢るついでにこの前貸した金返せ。まだ返して貰ってねえぞ」
「え?」
「俺もだ銀時。お前に貸した金がまだ返ってきていない。利子付けろとまでは言わんからいい加減返せ」
「…………」
………あーやべえ完全に墓穴掘った。どうしよ、先生に頼むなんてんな度胸俺にはねえし、だとすると他には………、
「…………」
「…………お、恩人さん金貸して?」
「おめー完全に選択ミスってんだろ!!よりよって恩人に借りるとかアホだろ!!」
「仕方ねえだろ!先生に借りるとか笑顔で断るのが目に見えてるし!」
「……はあ、恩人殿。銀時の今の発言は聞かなかった事に…」
「ほら、少年。手ェ出せ」
「は?「え?」「あ?」
―――ガシャン、
恩人の突然の言葉に思わず反射的に両手を出せば、ドンと勢いよく掌に置かれた袋………っていうか何かおもっ!?え、まさか………、
「自分は使わんからやる。それで好きなもんでも買えばいいだろ」
「「「えええエエエ!!??」」」
恩人の言葉に信じられず袋の紐を解けばもう眩しいくらいに入っていた大量の大判小判。
え、これ本物?え?こ、こんな大金を迷いなくくれるとかどんだけ男前?もうなにさっきからヅラと先生助けた辺りからもう好感度が駄々上がりなんだけど………ってか、逆に俺がカッコ悪いわ!!
「い、いやさすがにこれは…命を救って貰ったうえにお金を貰うなど…!」
「そ、そうだ!あんた気前が良すぎるぜ!おい銀時貰った袋今すぐ…」
「えーてかこんだけあったら甘いものいくつ食えんだろ……駄菓子屋制覇も夢じゃねえし、行きつけの甘味処メニュー制覇も夢じゃねえし……どーしよかっなー」
「「………………」」
――――――ゴスン!!
「いっで!!?」
頭上にめり込んだ二つの拳骨の痛さに頭を手で押さえ唸れば颯爽と袋を取り返される。
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ハニー - アッこれすき。続き楽しみ過ぎます( ˙-˙ ) (2018年12月4日 11時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
麗威(プロフ) - 主人公の無敵さ、しかもギャグのセンスもあってある意味最強ですね! (2018年11月22日 18時) (レス) id: ad644a3a0a (このIDを非表示/違反報告)
ねゃむ^._.^(プロフ) - 早く物語の続きが見たいです!! (2018年9月9日 0時) (レス) id: 6a8d27ee1a (このIDを非表示/違反報告)
無気力人間に等しい(プロフ) - ねゃむ^._.^さん» コメントありがとうございます!できるだけ頑張ります! (2018年9月2日 2時) (レス) id: 2e4da08bd8 (このIDを非表示/違反報告)
ねゃむ^._.^(プロフ) - とても面白いです!!ww早く次が見たいので更新お願いします!! (2018年9月2日 1時) (レス) id: 6a8d27ee1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力人間に等しい | 作成日時:2017年7月6日 1時