史上最強の死にたがり【銀魂】

白夜叉達の救世主04 ページ20

｢……数億。あー…へー…数億……うわー…数億か…｣
｢｢｢(何か残念がってらっしゃる！？)｣｣｣

｢それとな、屠ったとか人聞きの悪い事言わんでくれるか。面倒だったがちゃんと全員生かして返したわ｣
｢｢｢(それもそれで凄いな！？)｣｣｣
なのに奴てば、予想の斜め上をいく返答をするからツッコミが止まらねえ。



あ？お前らさっきからシンクロして仲が良いなだ？
うるせー！奴の発言聞いたら誰だってああなるわ！別に仲良いとかそんなんじゃありませーんー！！


｢か、仮にお前があの戦場の亡霊だったとしよう｣
｢あぁ｣
長も強気な姿勢を保つが声からして戸惑ってるのが丸分かりだ。


｢どうやって我らの居場所を突き止めた。容易に見つかるとは到底思えんが｣
｢あぁ、それか。残念だがそいつは言えないねェ。言えば名指しした奴の末路が安易に想像できちまう｣
｢っ…！｣


｢だがひとつ言えるとしたら｣
｢……｣
｢あんまし天人に過酷な労働をさせないこった｣
｢！！貴様ッ！我々を愚弄するのも大概にしろ！｣
｢おぉ、こいつは失礼｣


成る程な。天導衆が部下の天人を酷使するからとうとう根ェ上げて反動で居場所をポロッと吐いちまったわけか。確かに安易に想像できちまう。


しかし、奴の全く誠意の籠ってない謝罪に怯んでいた長の苛立ちが復活するも、フンッと高らかに鼻で嗤う。


｢…フン、まあよい。我々は寛大なうえ今ばかりはこの男の始末で忙しい｣
｢へェ｣
｢ただ単に興味本位で……それも遊びに来たという理由であれば直ちに立ち去れ。命までは…｣


相手が数億の天人を倒した戦場の亡霊と把握した訳からしくねェ逃げ道を示唆する長、




―――だったのだが、









｢――――――遊び、だ？｣



この一言こそが奴の逆鱗に触れた。









―――ぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわぞわ、

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