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歌への愛2 ページ10

シャンパンを嗜んでいると、歌手からうーん、という声がした。
「どうしたんだい?」
顎髭がすぐに気づき、声をかけると、歌手は至極真面目な声で語る。
「いえ、このバーで歌わせていただくようになってからずっと考えていたことなのですが、このバーのために、歌を書こうかな、というのを本格的に始めようかと思いまして」
歌手の言に一同が驚く。
「作詞作曲もなさるんですか」
ピアニストが一番驚いていた。そこには畏敬の眼差しがある。
音楽に携わる者として、作曲ができるというのはもちろん、作詞までこなしてしまうというのはものすごい才能だ。
「ふふ、ピアノの腕前はとても貴方には敵いませんが、少しは噛っているんですのよ?」
それは歌への愛故だという。
「歌うなら、自分の歌が歌いたいですもの。幸い、私にはそれができますから、諦めていませんのよ?」
どこまでも高みを目指して。全身全霊で彼女は歌と向き合っているのだ。
そんな彼女の姿は威風堂々としていて、凛々しかった。

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作品ジャンル:純文学, オリジナル作品
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作者名:九JACK | 作成日時:2019年10月25日 13時

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