【d!】溺愛されている幹部と日々の日常 Ⅰ (ページ19)

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ⅩⅧ ページ19

ゾムside

zm「A!!!抑えろッ!!」

『なんで？殺したいのに、もっと悲鳴を聞きたいのに、なんで邪魔するの？邪魔者は敵と見なして良いんだよね、だってそう言われてたもん、うん、コロス』

羽交い締めしている体勢を利用してAは足を振り上げ、逆上がりの要領で俺の後ろに着地する、そして身体を捻って俺の脇腹目掛けて蹴りを入れてきた、それを何とか両腕で受け止めて視線を戻せば、既に背後に居たようで後ろから蹴り飛ばされた。

もうボロボロなはずやのに、身体の至るところから血を出して痛いはずやのに、Aは狂気染みた笑みを浮かべながら向かってくる、定期的に起こる発作がこんな時に起きるなんて、どれもこれもAのインカムが壊れていたせいだ、発作が始まれば分かるように設定してたインカムが故障してたせいでAの発作に気付けんかった

初期段階なら何とか抑えられたのに、此処まで来ると流石の俺でも勝てないかも知れん、でも今のAに睡眠薬とか無理矢理投下しても絶対無効化する、身体がそう作り替えられてるせいであらゆる毒が効かん要領で薬さえも無効化されてまう、、

考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ＿

zm「～ｯ!A!!!好きやッ!!!」

『……？』
zm「俺ら恋人同士やろ!!?」
『……？？』
zm「ほら!!いっぱいセッ【ﾋﾟｰ】した仲やん!!今日もやるんやろッ!!?」
『いや誰がやるか!!!!』
zm「よし!!!」

Aは癖でツッコミ入れるからな!!これで戻るなんて流石A!!意識が殺人よりコッチに向くような話題で何とかAを一旦戻して手刀で気絶させる、そんで横抱きに抱えて俺は医療テントまで走った＿

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？side

ほんとしぶとい女、死ねば良かったのになんで生きてるのよ、気持ちが悪い、わざとインカムを壊した意味が無いじゃん

ウザいウザいウザいウザいウザい＿
みんなあの女が眠ってから元気がない、私がどれだけ励ますような言葉を言っても上の空、なんであの女ばかり愛されるの？あんなブスより私の方が綺麗なのに、ほんと早く死ねば良いのに

kn「おい!!Aがやっと起きたって!!」

？「ほんと!?良かったぁ‥!!」

致命傷を負ってると聞いたのにしぶとく生きるんじゃないわよ、ほんとウザい、次こそ絶対消してやるんだから

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