【d!】溺愛されている幹部と日々の日常 Ⅰ (ページ16)

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os「＿恋バナするめぅ♪」

『……は？』

外交へと向かう道中、突然始まる恋バナとやらに自然と声が出た、私には一生が無さそうな話題選ばれても話すこと無いんだが

os「好きな人は居るめぅ？」

『別に居ないけど‥』
os「最近シッマとかシャオロンと距離近いけど、意識しないめぅ？」
『意識‥？』
os「異性として気になるとかめぅ」
『…そんなん考えたこと無い、、』

正直、恋愛と言うのはよく分からん、誰かに惚れるとか経験無いし、何度か告白されたことはあるけど理解が出来なかった、愛情と言う言葉さえよく分からない、自覚しているけど感情が一部欠損しているんだと思う

os「それじゃあタイプとか無いめぅ？付き合うならこの人とが良いとか、やっぱゾム？幼馴染みで仲良いもんめぅ」

『付き合うとかよく分からんけど、一番傍に居って気楽やと思うんはマンちゃんやで』
os「……え？」
『何も言ってないのに先回りして行動してくれるし、全部察してくれるから傍に居て気楽、ゾムとかも一応先に考え分かるみたいやけど、アイツ声で言わなたまに無視するから、、』

分かってるならやってくれよ!!とは思うけど、ゾムは言われなきゃマジ動かん、緊急時とかは動いてくれるけどな、その点マンちゃんは勝手にやってくれるし、感情先読んで察して傍に居てくれたり一番居てて気楽やと思う、なんて言えば何故かマンちゃんが無言で開眼してて、みるみる顔が赤くなっていく

os「変なこと言わんでやぁ‥」

『な、なんでや!!?』
os「はぁ‥よし、もう着くで」
『いつもに戻るんはやッ』

ほんま何やったんや、？疑問に思いながら着いた外交先の応接室で出された紅茶を毒味する、ピリッと感じて視線をマンちゃんにやれば、マンちゃんは糸目を若干開いて微笑んだ、

os「毒を盛るとは我々への挑戦状と受け取っても構いませんね？」

「ど、毒だなんて人聞きの悪い、ほら、そちらの護衛さんは紅茶を飲んでも倒れていないでしょ？」
os「あれ？誰が紅茶にと言いましたか？」
「ッ、、」
os「確かに毒を盛るとは、と言いましたが紅茶だなんて一言も言っていませんよね」

マンちゃんの論破が炸裂して黙る相手、そして手を叩いたかと思えば兵士達が私達を囲んだ、相手はニヤリと笑って私達を見下すように話す、毒を盛ったことや理由、全て自白してくれて無言だったマンちゃんは大爆笑した

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