【d!】平和な世界で永遠の嘘を Ⅰ (ページ19)

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？「しつこい女は嫌われますよ」

ほんとその通りだ‥って、なんでアイツ(ショッピ)が此処に居るんだよ!!

shp「A先輩は貴女の告白を断ってるんです」

「それがどうしたって言うんです!?」
shp「フラれているんですよ」
「違うっ‥A様は同.性.恋.愛に戸惑っているだけです!!私をほんとは好きなんです!!!」

『‥はっきり言います、僕は貴女を何一つ好いていません』

そう言えば、女子生徒は泣き出した
俺に此処までしつこくする女子生徒は中々いないぞ？大抵は泣き出して去る奴が多いからな‥

「好きでもないのにあんなに優しくするなんてっ‥私を勘違いさせた罪を償って下さいっ!!」

『罪ですか‥』
「そうです!私とキスして下さい!!」
shp「どれだけ烏滸がましいんですか‥」

勝手に勘違いしたのはお前だろう
俺はそう思いながら彼女の手を取って手の甲にキスをする、嬉しそうにする女子生徒の手を離した。

『これで宜しいですか？』

「は、はいっ‥♡」
『それでは失礼しますね』

俺はベンチから立ち上がってそう言う
その場を離れてすぐに水道で唇を洗った、その最中にシャッター音が鳴った。

shp「これをバラされたくなかったら答えて下さい」

『‥なんでしょう』
shp「前世の記憶がありますよね」
『‥あったとしてどうします？』
shp「謝ります、謝って許されることではないけれど‥気が済まないんです」

コイツが着いてきたとは計算外だ
変にバラされて株が下がるのは避けたいところ‥記憶があると答えればコイツはきっとしつこい。

『‥貴方のしつこさはよく分かりました』

ハンカチで手を拭いて手袋を着ける
そして薄紫野郎を睨んで近付く、胸倉を掴んで壁に押し付けた。

『謝ってみろよ』

shp「っ‥ごめんなさい」
『あ"？俺を裏切ったことがそんな軽々しく済むと思ってんのか？』
shp「す、みませんっ‥」

『泣こうとすんなよ、泣き落としする気か？そんなところが大嫌いだ。平然と俺を裏切って、腹が立つんだよっ!!!』

(続く)

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