【d!】平和な世界で永遠の嘘を Ⅰ (ページ17)

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shp「単刀直入に言いますけど、前世の記憶ありますよね？？」

zm「ｺﾞﾌｯ‥ほんま直球やなw」
『‥生徒会の方々が初対面の僕に毎度前世の話をしてくるのは流行りですか？』

俺への執着心凄いかよ、逆にキモいわ
謝りたいだか知らないが今の俺を巻き込むな。そっとしておいてくれ。

shp「貴女の前世が気になるからですね」

『生徒会役員が揃ってですか‥』
shp「前世で俺と貴女は仲間だったんすよ、俺らが貴女を裏切って‥貴女に謝りたい」
『申し訳ありませんが時間ですので』

俺は弁当をリュックにしまって立ち上がる
ゾムは食べ終わっているようなのでそのまま庭園を去った、人気(ひとけ)のない場所で俺は溜め息を吐く。

『お前らしつこすぎだろ‥』

zm「な、なんとも言えん‥」
『いちいち関わってくんな、腹が立つだけなんだから‥ゾムに言っているわけじゃないからな』
zm「おん‥でも、ちょっと悲しい」

『我慢してくれ、としか言えんな』

「_今日の授業は我々だ国についてです」

此処に来てまで前世の話されるのか？
教科書を見ると俺について書かれてる文章があるから歴史嫌いなんだよな、選ばないといけないのが最悪なくらいに。

「我々だ国は総統1人に幹部14人と言う幹部が特に多かった国です、その14人の幹部に最強と呼ばれる人が居ました。赤澤Aと言う最強幹部です」

「A様と同じ名前だわ」
「きっと美男子だったのね」
「今のA様も美しいけど、歴史のA様も名言格好いいわよね」

俺の画像は載っていないから幸いか？
前世の状態で俺は転生してるし、尚且つこの世界で俺は結構有名人だ。

「赤澤は《最恐の魔人》と威名が付くほど、強かったと一般兵の日記に書かれています。名もなき一般兵の著書には赤澤は英雄のような死を遂げたことが記されているのはご存知でしょう」

「《我々だ国を守るために自爆特効を行い、自国を窮地から救った》なんと英雄のような死に方なのか‥当時、彼女の死は全国民が讃えたと記されています」

(続く)

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