#番外編【貴族物語】 ページ49
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ソフィアside
ハンジさんや他の兵士達は倉庫にいた残党兵士や仲間達の身柄を拘束していた。
奥の方では…
荷馬車にいるミラを気遣うように、その場を離れることなく彼女のそばに居る私の大好きな人。
それを少し離れたところから見ていた。
ズキズキと痛む腹部より…
胸の方が痛かった。
彼等の姿を見て俯いていた私の背後に声がかかる。
ウ「気分はいかがですか」
ウィリアムだった。
私は彼の優しすぎる笑顔が苦手だ。
仮面でも被っているような“いい人”って感じで…
…まるで…私を見ているようだった。
ソ「別に。貴方に心配されるほどでもないわ」
ミラや兵団を裏切った行いから嫌味混じりに「気分はどうか」なんて聞くウィリアム。
そんな彼に私もまた嫌味で返した。
彼の笑みはどこか怒っているように見えた。
ウ「そうですか。
ソフィアさん…僕は貴方を誤解していた。
今回の件について、貴方を許すつもりはありません」
どうやら私の勘は当たっていたようだ。
先程の優しい笑みは消え、真顔で真剣な趣へと一変する。
…な、何なのよ…
不思議な感覚に一歩後退りをする。
ウ「ですが、お気持ちはよくわかります。
僕も貴方と同じ貴族…心中お察しします」
ソ「……それは何。同情ってことかしら」
ウ「そう受け取っていただいても構いません。
僕も…貴方と似たような立場にいますから…」
ソ「………」
そう言いながら遠くを見つめるウィリアム。
彼の目は私と同じ、奥にいるミラとリヴァイさんを向いていた。
優しい顔で彼女を見つめるウィリアム。
悲しそうで…寂しそうな笑顔だった。
…やめなさいよ…
何であんたがそんな顔するのよ。そんなの私だって…
“人類の勝利のために戦っているあなたが…
その命をあんな女のために。
あの女が人類の勝利より大事ですか…？”
“あぁ…”
あの時は必死に強がった。
私は貴族。そう言い聞かせた。
人前で…ましてや好きな人の前で泣くなんて…
私のプライドが許さない。
でもやっぱり心は正直ね…
あの言葉を思い出した途端、入っていた亀裂が崩れ落ちるのがわかった。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
