#442【危惧】 ページ43
.
ハンジside
立体機動を装着する時間もなく、ブレードを片手に走るリヴァイ。
倉庫はすぐ目の前だ。
ハ「リヴァイ、念の為言っておくが…
彼等を殺してはならない。有益な情報源となるだろうからね」
リ「あぁ、わかっている」
ハ「だが今の君は、その…殺しかねないだろう？」
リ「………」
ハ「君がそこまで心配性だとは思わなかったよ」
リ「あいつは昔から弱ぇくせに一人で背負い込みやがる。
心配せずにいられる方が可笑しいほどにな」
中の様子を伺いながら、そんならしくもない台詞を吐くリヴァイ。
その時、また荒々しい銃声が2発鳴った。
流暢に待ってる余裕もないと判断した我々は窓を破り、中へと突入した。
「…ッ…誰だッ…！！」
こちらへと銃口を向けるマーレ兵。
その奥ではミラがぐったりと倒れていた。
あ「…リヴァイ…ハン…ジ…」
…ッ…ミラ…！！
ハ「リヴァイ！君はミラを…」
“救出してくれ”そう指示を出そうとした。
だが隣にいたはずの彼の姿が消えていた。
そして次に彼の姿を見たのは…
マーレの兵を根絶やしにしている姿だった。
リ「おい糞野郎…
こいつに手を出すとはそれなりの覚悟があっての所業か？」
「ぐはッ…はぁ…」
リ「おい、何とか言ったらどうだ」
2人の兵は伸されていて意識がなくなっているようだ。
そのなかの長と思わしき奴の顔を踏みつけるリヴァイ。
3本のライフル銃は隅へと投げ捨てられていた。
リ「…チッ…お前等あいつのことをどう痛みつけてやったんだ。
なぁ、教えてくれよ」
「…ッ…や、やめろッ…この悪魔共がッ…」
リ「あ？
そりゃ俺の仲間を散々殺してきたてめぇ等の方だろうが」
男の足からバギィッ…と鈍い音が鳴る。
「ぐぁあ〜ッ…！！いてぇ！痛ぇよッ…！！」
リ「うるせぇな…
てめぇから退路を奪っとかねぇとまた虫みてぇに逃げ回るだろうが」
そしてまたもう一本の足を折るリヴァイ。
「ぐはッ…あぁぁあーー！！」
リ「叫ぶ気力は十分にあるみてぇだな。
この程度で俺の馴染み共の無念が晴らせるわけもねぇ。
お前等骨一本残らねぇと思え」
ミオやレオという幼き青年少女…
その彼等の命を奪ったマーレ兵に怒りを露わにするリヴァイ。
彼がマーレ兵を相手にしている間、ミラの救出に向かう団員達。
リ「だがまぁ、殺しやしねぇから安心しろよ。
すぐにはな」
リヴァイが彼等を拘束しようとした、その時だった。
男が懐から取り出した怪しげな機器。
そいつはニヤリと笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
