#435【真の目的】 ページ36
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リヴァイside
行手に見えた見覚えのある薄汚え連中の顔。
そいつ等はある倉庫前に立っていた。
ハ「リヴァイ、彼等に心当たりでもあるの？」
リ「あぁ、ガキの頃ミラを襲った連中だ」
ハ「…ッ…！？」
リ「あいつが思うように動けねぇ理由は“これ”だったか」
…奴に襲われた時、あいつは身動きが取れなくなっていた。
戦闘が未熟だったのもあるが、死とは別の恐怖を初めて味わったからだ。
人は壮絶な経験から得た心的外傷を身体に覚えさせる。
そしてその時に見たもの全てをまた見ちまえば…
恐怖が…身も心も思い出させちまう。
リ「行くぞ」
ハ「あぁ」
俺とハンジは、倉庫前に突っ立っている連中の頭上にある屋根へと移動した。
隙を見て奴等の頭上から飛び降り、取り押さえる。
抵抗しようとするグレイソンの横に手持ちのナイフをぶっ刺した。
グ「…ッく…リヴァイ…てめぇか…」
リ「久しぶりだな。
てめぇのその面、よく覚えてるぞ」
グ「ケッ…そりゃありがてぇな。
あの頃のお前はまだ15ばかしだったか？
身長はなんぼ伸びたんだ…？」
掴んでいた奴の首に力を入れる。
喉を締め付けられ、グハッ…と声を漏らした。
リ「そうか。あの日も…
地下街でマーレの連中に情報を売ってたのはてめぇだったか」
グ「ゴホッ…あ、あぁ、そうだ…
奴を襲った直後…裏を通じて連中からミラの真の存在を聞いた。
まさか…とは思ったがな…」
置かれている状況もわからねぇで、不敵に笑ってやがる。
リ「女を付け回す悪趣味は変わってねぇみてぇだな…
やはりてめぇはあの時消しとくべきだったか」
グ「…その前にあの女が消されるな。
今頃“あいつ”に遊んでもらっ…グハッ…」
奴の腕をあり得ない角度へと曲げる。
バギッと鈍い音が鳴った。
リ「うるせぇな…ミラはどこだ」
グ「…ッ…」
リ「てめぇがこうやって話せるのも俺が生かしてやってると考えた方がいい。ミラはどこだ」
グ「い、言うかよ馬鹿野郎ッ…
言えば俺達がマーレに殺されちまうだろうが…」
バギッ…バキッ…
グ「ぐあぁあッ…！」
リ「それはてめぇが生きてればの話だろう。
お前がここで死のうと残りの連中から聞き出すことくらいできる」
奴の両腕が力無く垂れ下がる。
もう思うようには動かせねぇはずだ。
リ「ミラはどこだ」
グ「…ッ…」
奴の両足に手をかけようとした時…
ハ「リヴァイ、ミラはあの奥だそうだ」
他の連中を捕まえていたハンジが、奥にある倉庫を指差した。
連中は縛り上げられ、降参といった感じで俯いていた。
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koi(プロフ) - 紫月ととさん» コメントありがとうございました🙇♂️最高の褒め言葉をありがとうございます😭リヴァイの恋愛は未知なので試行錯誤しながらですが少しでも“リヴァイ”を感じていただけたなら本望です🙏これからも宜しくお願いします😊 (3月11日 1時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あいさん» ありがとうございます😊頑張ります💪 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - るいさん» コメントありがとうございました🙇♂️幸せに…したいです（笑）これからもよろしくお願いします😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - もえなさん» 続作ではもっとコントロール効かなくなってくると思うので是非見てみてくださいませ☺️ (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - あさん» “最高”を増やせるよう頑張ります😊 (3月11日 1時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年1月9日 2時
