#80【迎入人】 ページ40
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リヴァイside
あいつの言っていることは十分理解できた。
この俺が昔そうだったからだ。
あいつと出会い、初めて“人”というものを知った。
俺がどんな人間なのかも…あの頃の俺は知った気でいた。
何も欲さず、ただ無作法に人を殴るだけの生活だった。
俺がここにいるのはあいつがあの時金魚の糞みてぇに追いかけて来た甲斐あってだ。
だからこそ…
あいつには何かと全てを託せるほどの信頼はあるとエルヴィンに伝えている。
それを聞いた奴の顔は見たこともねぇ間抜けな面をしてやがったが、奴にもどこか納得出来る節があったのだろう。
…深く頷いていた。
あ「ほら、みんなが待ってるよ(笑
あっち行こ！(笑」
「…う……うん…」
あいつが打ち解けるにはそう時間はかからないだろう。
約半数の孤児や困窮者達は既に心を許しているようだった。
物陰から暫く様子を見ていると、ある一人の男が戯れるミラの元へと来ていた。
あ「あなたは…」
「いかがですか？順調そうですね。ミラ兵士副長」
あ「何しに来られたんですか」
「そんな警戒しないでください。
ただ貴方に会いたかったんです」
若い貴族のような成りをした背の高い男。王都の人間だ。
そいつに怪訝な顔をするミラ。
あれ程言ったのにも関わらず、すぐ面に出しやがる。
胸の内を悟られないようにするのも上官としては大切なことだ。
だが、あいつはそれら全てが顔に出る。
いくら兵士副長であろうと、位の高い人間にでかい態度をとると首を刎ねられることだってある。
嫌な予感がした俺はミラのところへと足を動かした。
だが…あいつがその男に警戒をみせた理由はすぐにわかった。
「今日こそ…ゆっくりお茶でもしてお話ししましょう」
あ「ちょっと…！」
グイッとミラの手を引っ張るノッポ野郎。
流石のあいつも王都の人間に手を出したらまずいと、強くは抵抗できないようだ。
それをいいことに随分としつこくミラの手を引き、連れて行こうとする。
リ「おい」
俺はその手を引き剥がすように、奴の手を払った。
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koi(プロフ) - lokilokiさん» プレイリスト追加ありがとうございます🙇♂️また読んでくださり、ありがとうございます！ (3月8日 23時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます😊これからも宜しくお願いします🙇♂️ (3月8日 23時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 素敵な作品をありがとうございます✨とても面白いです！！更新頑張ってください✨ (2023年4月25日 18時) (レス) id: fec3a88d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2023年4月5日 1時
