#63【俺の見えない壁】 ページ19
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リヴァイside
食堂は相変わらずガヤガヤとうるさく賑わっている。
まぁこいつ等にも息を抜く時間が必要だと…多めに見てやっているつもりだ。
喧嘩をする馬鹿がいなければの話だが。
と、エレンとジャンの姿をそれとなく探すが見当たらない。
それに、食堂に来るまでの間も…ここにも…
あいつの姿がない。
リ「おい、ミラはどこだ。話がある」
コニー等に聞くが知らないようだ。
そして夕飯を終え、部屋に戻ろうとしたところ…
屋外から話し声が聞こえてきた。
エレンと…ミラの声だった。
こんなところにいやがったか。
声をかけようしたが会話の中に俺の名が聞こえ、踏みとどまった。
それが結果的に…
あ「人には盗み聞きだとか怒るくせに！」
こうなるわけだ。
だが、中身を聞いちまった以上こいつに一つ伝えておくことがある。
俺達はガキの頃からの付き合いでお互いをよく知っている。
だが、あの時と今とでは何もかもが違う環境だ。
リ「あまりガキの頃のことをペラペラ話すな」
あ「どうして？」
リ「舐められるだろうが」
ハッと気づいた顔をするミラ。
あ「そっか…
今リヴァイは上に立つ人間だもんね、気をつける…」
わかりやすく反省するミラ。
こういうところは案外、昔と変わっちゃいねぇようだ。
リ「で？俺が心配だと言っていたが、お前はどうなんだミラ。
9年前、なぜ俺達の前から姿を消した。
お前に一体…何があった」
あ「…………」
9年…
いや、それ以前からこいつには何かあると思っていた。
そして今度会った時は問いただしてやろうとも…
だが、答えはそう簡単には返ってこなかった。
あ「…ごめん…もう少し待ってほしい」
リ「何故だ」
あ「今話す時じゃないって思うから…
…私には時間が必要なの…」
真剣な顔でそう話すミラ。
何年経っても変わらねぇ…
こいつのこの目はこれ以上聞いたところで応えることはないだろう。
…まぁ…嘘はつかねぇ奴だ。
リ「そうか。無理には聞かねぇが相談はしろ。
仮に入団できたとして、また勝手にいなくなられても困るからな」
あ「わかった…ありがとうリヴァイ(笑」
緩く微笑むミラの笑顔は面影を残し、少し大人になっていた。
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koi(プロフ) - lokilokiさん» プレイリスト追加ありがとうございます🙇♂️また読んでくださり、ありがとうございます！ (3月8日 23時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - まいさん» コメントありがとうございます😊これからも宜しくお願いします🙇♂️ (3月8日 23時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (11月10日 20時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 素敵な作品をありがとうございます✨とても面白いです！！更新頑張ってください✨ (2023年4月25日 18時) (レス) id: fec3a88d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2023年4月5日 1時
