#03【初心】 ページ8
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あなたside
「う〜ん」と頭を捻り考える。
だが同時にこれまでの様々な葛藤や苦労、そして彼への想いも思い出す。
…いやいや！あの一言を私はずっと待ってたんだ。
あれがどれほど貴重かは私が一番よくわかっている。
それをハンジに話すと「…それだけ？」とキョトンとしていた。
ハ「いや、もっとこう…！あるだろ！！
“愛してるだ”とか“離さない”だとか！」
あ「いやいや…リヴァイはそんなこと言わないよ(笑」
ハ「えぇ…」
期待を裏切られたかのようにハンジの瞳の光が消えていく。
最終的には「だがまぁ、想像はできないな…」と謎の納得をしていた。
ただでさえリヴァイは胸の内を晒す事を嫌うのに自らそんな事を言うだなんて、余程のことがないとあり得なかった。
ハ「いやぁ〜これで君達もついに“恋人同士”というわけか。
よくもまぁあんな天邪鬼な彼を待っていられたものだ、感心するよ」
あ「…え？恋人？」
ハ「え？」
あ「え？」
互いによく理解できていない数秒が流れる。
ハ「え？え…？君達付き合ってるんだろ？」
あ「え？…付き合ってるの？」
ハ「えぇ！？違うの？」
理解が追い付いていないハンジ。
“そうなりてぇと思ったのは…俺だけじゃねぇはずだ”
確かにリヴァイはそう言ったけれど…
でも私の中に説明できる程の…“付き合っている”と断定できるものがない。
正直、私の方こそ聞きたいッ…！
…だって“付き合う”っていうのは…
男『好きだ！』
女『私もよ…！』
男『俺と付き合ってくれ。君を一生守ってみせる』
女『ええ！貴方と付き合うわ…ずっと一緒よ』
あ「みたいなものじゃないの…？」
そうハンジに問うと
ハ「間違ってはないが…
一体どこの情報なんだ、それは…」
と半ば呆れたような顔を見せていた。
地下街で病院の助手をしていた時、患者さんから“昔の恋物語”の話を聞いたことがある。
その時の微かな記憶ではあるけど…
恋愛初心者でありながら無頓着な私にはその型にハマったものでないと、どう判断していいか正直わからない。
想いが聞けただけで十分過ぎた私はその先のことまで考えられていない。
「う〜ん…」と首を傾げて悩んでいるとハンジが
ハ「よし！わかった！」
と足早に私の元を去っていった。
私はハンジが去った後も任務開始前まで、暫くその事に頭を悩ませることとなった。
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koi(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます☺️主人公は恋愛未経験の為、恋に対して変な誤解もしてます…それも含めて可愛いですよね😂 (3月17日 12時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - かわいい🥹 (3月16日 0時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントありがとうございます😊ここまで読んでくださりありがとうございます！そういっていただけて光栄です😳 (3月12日 9時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わわ😭😭前作から愛読させて頂いてました最高に面白いです😭💗 (3月11日 21時) (レス) @page12 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます😊応援ありがとうございます✨☺️ (3月9日 14時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年3月1日 16時
