#02【初心】 ページ7
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あなたside
ハンジに呼ばれ、中庭の花壇へと移動する。
朝鳥の鳴き声がチュンチュン…と心地良い。
ハ「それで…詳しく聞かせてもらおうか」
花壇に着くや否やハンジの瞳がキラリと光る。
…な、何…
あ「…えぇっと…何が？」
ハ「朝から街の様子が騒がしいのは気付いているだろう？
渦中の話題が何か…知らないのかい？」
首を傾げる私に驚くハンジ。
そんな彼女を他所に目についた花壇の草を弄り始める。
あ「うん、ハンジは知ってるの？」
ハ「あぁ、もちろんさ！
君だろ？3日前リヴァイと一緒に峠の丘にいたのは」
あ「あぁ…うん、いたよ？」
ハ「やっぱり！！！」
3日前の夕暮れ時のあの日。
アザミと勿忘草の咲く丘にいた私達。
そこで私とリヴァイは…
“リヴァイは…？私のこと…好き？”
“あぁ…”
“その言葉…ずっと待ってた…ッ…”
ようやく想いが通じ合えたのだ。
同時にポッと火照り出す頬。
最近の私は思い出せばすぐこれだ。
それと街の騒ぎに何の関係があるのかはわからないが、返答を聞いたハンジはニヤリと口角を上げた。
ハ「焦ったいなぁもう！何で言ってくれなかったのさ」
あ「え、え？待って…
その様子からして…もしかして…」
ハ「あぁ、街でも噂になってるぞ。
丘上でリヴァイと1人の兵士が抱擁していた…なんて。
目撃した者が数名いたようだ」
あ「…ッ！！？」
バ、バレてるッ…！！？
民衆間でその情報が行き渡ってるとなると兵団内にももう情報が入っている頃だ。
リヴァイの立場を案じた私は嬉しい気持ちと心配が相互していた。
あ「じゃあ街が騒がしいのは…リヴァイの噂？」
ハ「あぁ、人は何かと他人の噂話を好むからね。
それも人類最強の兵士長様となれば…そりゃあ食い付きもするだろう」
あ「相手は私だってバレてるの…？」
ハ「フードを被ってたろ？顔は見えなかったらしい…」
あ「そ、そっか…」
私の顔がバレてないのはある意味良かったかも。
亡くなった仲間達を背に己の道を進み行く私を…
民衆はどう捉えるだろうか。
私達幹部は部下の親族に感謝されることもあれば、その逆も然り…恨まれ憎まれることだってある。
慎重な判断が必要だった。
そんな事を考えている私に陽気な声が降り掛かる。
ハ「それで？リヴァイは何て言ってたんだ？(笑」
あ「え？」
ハ「ほら…“愛の告白”ってやつだよ！」
あ「あ、あぁ…愛の告白…ねぇ…」
あれは…
“リヴァイは…？私のこと…好き？”
“あぁ…”
愛の告白といえるの…かな…？？
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koi(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます☺️主人公は恋愛未経験の為、恋に対して変な誤解もしてます…それも含めて可愛いですよね😂 (3月17日 12時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - かわいい🥹 (3月16日 0時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントありがとうございます😊ここまで読んでくださりありがとうございます！そういっていただけて光栄です😳 (3月12日 9時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わわ😭😭前作から愛読させて頂いてました最高に面白いです😭💗 (3月11日 21時) (レス) @page12 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます😊応援ありがとうございます✨☺️ (3月9日 14時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年3月1日 16時
