#31【第一次先遣隊】 ページ36
.
あなたside
その道中、残りの兵の身柄をどう拘束するかについてハンジが頭を悩ませていた。
ハ「マルクス、艦艇とはどのくらいの規模になるんだ」
マ「あぁ、まぁ第3調査隊まで乗り込める軍艦となりゃあ17m以上はあるだろうよ」
あ「エレンの巨人化より大きい…」
リ「だがやるしかねぇ。
エレン、お前はその軍艦とやらを俺達のいる海岸に移動させろ」
ハ「そうだな、その後のことは私とリヴァイでどうにか話をつけてみるよ。
彼等の上陸の目的が何なのか定かではない以上、ミラ…君はまだ表には出ない方がいい」
あ「…うん、わかった」
こうして私達は策を講じ、敵の待つ海岸へと着いた。
岩陰に隠れ、敵の様子を伺う。
先遣隊の持っていた望遠鏡を手にし、敵の動向を探るハンジ。
ハ「おぉ〜見える見える！」
リ「おい、そんなことはどうでもいい。
状況を伝えろ」
ハ「あぁ、敵もそう多くはないようだ。
我々の手で何とかできるだろう」
マ「だが奴等は銃を持っている。
木々もねぇこの海岸じゃ立体機動も使えねぇ…
丸腰の状態で“話を聞いてくれ”なんざ、易々と受け入れてくれるマーレじゃねぇぞ」
ハ「だが我々には有力な協力者がいるだろう？」
先遣隊の彼等を見るハンジ。
ニタリと口角が上がっている。
…まさか…
彼等の元にグイッと詰め寄っている。
ハ「よし、君の名前を教えてくれるかい？」
「…ッ…！あ…悪魔共になんか教えるか！！」
ハ「ふ〜ん、そんな事言っていいのかな？
また彼に殴られたいのかな？」
後ろに立っているリヴァイを見るマーレ兵。
ゴクリと喉が鳴っていた。
「…ッ…ク、クソッ…ニコロだ…」
ハ「そうか！それじゃあニコロ！
宜しく頼むよ！」
「お、おい…！何するッ…！！」
そう言い、岩陰から海岸へと歩いていくハンジとリヴァイ。
彼を捕虜として囮に使うつもりなのだろう。
そして、一足先に海へとでたエレン。
ハンジ達が海岸に着いたと同時に雷鳴の如く海に光が放たれていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【現在公開可能な情報(“人類最強”の恋人ver)】
原作でパラディ島に望遠鏡は出てきていますが、マーレが持っていた望遠鏡は少し科学の発展した望遠鏡です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koi(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます☺️主人公は恋愛未経験の為、恋に対して変な誤解もしてます…それも含めて可愛いですよね😂 (3月17日 12時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - かわいい🥹 (3月16日 0時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントありがとうございます😊ここまで読んでくださりありがとうございます！そういっていただけて光栄です😳 (3月12日 9時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わわ😭😭前作から愛読させて頂いてました最高に面白いです😭💗 (3月11日 21時) (レス) @page12 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます😊応援ありがとうございます✨☺️ (3月9日 14時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：koi | 作成日時：2024年3月1日 16時
