#15【変化なき日常】 ページ20
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マルクスside
リヴァイとミラが恋仲になって数日が経っていた。
あの野郎が何したかは知らねぇが、ミラの盲目さも多少は治ったようだ。
だが…
あ「リヴァイ、いる？」
リ「あぁ、何だ」
あ「いや…特に用はないんだけど…///」
夕飯後に夜な夜な奴の執務室に行きゃあ、明け方の朝食前にも顔を出してやがる。
まぁ任務前だからそりゃあいつ等の勝手なんだろうけどよ…
好きな奴の近くにいたいっつー乙女心は何とも拭きれねぇよな。
マ「おいミラ、お前花の世話はいいのかよ。
お前にとっちゃ朝の恒例行事みてぇなもんだろ」
あ「マルクスさんが来る前に終わらせちゃったよ？
あ、それと私リヴァイのところに行ってから食堂向かうね！」
マ「お、おい！」
俺だって寂しいじゃねぇかよこの野郎。
笑顔で手を振り去っていくミラを見て、嬉しいような悲しいような複雑な感情だ。
マ「フッ…たくよぉ…(笑」
だがまぁ、あの笑顔を見ちまえば俺も自然と笑みが溢れた。
ミラは俺にとってみりゃあ娘同然の奴だ。
リヴァイもそれは同じだ。
あいつが12歳ばかしの時から面倒を見てやっている。
あいつ等を影から見ていた俺は薄々気付いていた。
家族みてぇな関係の中に、また別の感情が混じってやがるんじゃねぇかと。
だがまだクソガキのこいつ等にそれを教えてやったところで意味もわからねぇだろう。
そういうもんは他人に言われるもんでもねぇしな。
てめぇで気付いて初めて“大切なもん”になる。
それがようやく数年の時を経て、実ったんだ。
その成長を俺ぁ嬉しく思うぜ。
マ「フッ…」
ノ「何1人で笑ってんだ？気持ち悪ぃな」
マ「なッ！てめぇいつからそこにいたノア」
ノ「姉さんが去っていく数秒前からだ」
マ「驚かすんじゃねぇよ。
ミラならリヴァイのとこに行っちまったぞ。
残念だったな」
ノ「うるせぇ、そんなことはわかってるよ！」
イーッと俺を威嚇してやがる。
まぁこいつもミラを慕ってやがったからな。
寂しいもん同士ってわけだ。
だがノアは俺とは打って変わって、少し曇った表情を見せた。
ノ「なぁマルクス。
姉さん、幸せそうだよな」
マ「あ？あったりめぇだろ」
ノ「でも俺には少し寂しそうに見えるんだよなぁ…」
マ「………」
ほう…
それなりに鋭いもんを持ってるじゃねぇか。
ミラの去っていった方を見つめながら話すノアの話を静かに聞いていた。
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koi(プロフ) - ユウカさん» コメントありがとうございます☺️主人公は恋愛未経験の為、恋に対して変な誤解もしてます…それも含めて可愛いですよね😂 (3月17日 12時) (
レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - かわいい🥹 (3月16日 0時) (レス) id: d28d804b9b (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - 天ヶ瀬さん» コメントありがとうございます😊ここまで読んでくださりありがとうございます！そういっていただけて光栄です😳 (3月12日 9時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わわ😭😭前作から愛読させて頂いてました最高に面白いです😭💗 (3月11日 21時) (レス) @page12 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
koi(プロフ) - りおさん» コメントありがとうございます😊応援ありがとうございます✨☺️ (3月9日 14時) (レス) id: 3364cdc828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koi | 作成日時：2024年3月1日 16時
