Narr 自覚のない【ズィーベン】 (ページ37)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:20,572 hit

Unconscious ページ37

スマホで車の運転の仕方を調べる

もう免許がないとか言ってられない

そこらへん乗り捨てられている車に乗って逃げるしか、もう限界

今は雨宿りのために空き家に入っていて服も着替えている

なるほど…こうすれば発進するのか

…電気通っていることが奇跡だ

充電しながら調べることが出来る

いい加減、腹を括らなきゃいけないのかな？

記憶が無いとはいえ【白蛇】に近づいた

そのせいで殺されかけた…いや、一度は死んでいるんだ

僕は調べていた画面を消して雄也に電話をかけることにした

さっきは出なかったけど今度こそ…

cn「…でな、い」

なんでなんだろう？

僕は何回もかける

仕事中とはいえ、前は出てくれた

何かあったとしか…

例えば僕の家に行ってアイツと会って携帯を奪われていて…あ

逆探知!!

なんでそれを考えなかったんだ!!

そう考えたときにはもう遅い

窓から見てみると追ってだろう、ゴツい車がたくさん止まっていた

僕を探しているんだ

殺し損ねた僕を探して

物陰に隠れて機会を伺う

ここにはいないだろうと色々な箇所を探している

僕は静かにものを片付ける

…車は空いている

僕は部屋から飛び出す

そして車に乗り込んだ

鍵はそのままだし、エンジンもかかってくれている

アクセルと踏み込んでその場から逃げることにした