【東方project】東方変加妖・弐【男主】

八十四の刻 ページ40

─・・・俺、だと・・・？

ええ。髪は黒だったけどあんたと瓜二つ、いや、むしろあんたが戻って来たのかと思って思わず警戒を解いてしまった

でも、それが行けなかった。

私が警戒を解いた瞬間、そいつはあの娘を手刀で眠らせた

勿論、あんたがそんなことをするはずが無い

すぐに弾幕を撃ったわ。あの娘に当たらないようにね

けれど、そいつはあんたの持っているドスとはまた違う武器(エモノ)を取り出して、
弾幕を斬り裂いたの

直接当てていないのに弾幕が斬られたのよ？

私も少し受けたけど、受けた時、
物凄い突風が私を襲ったから、
恐らくあれは鎌鼬か真空波の類だわ

私がそれを受けた瞬間に神社に吹っ飛ばされ、
神社もそれを受けていたからなのか、
神社の破片が私に降り注ぎ、
骨を何本かやられたわ

飛ぶことでなんとか体制を整える事ができたけど、整えた時にはもう遅かった

殺傷威力の弾幕が私を襲った
─────────────
霊｢今迄(いままで)の思い出が鮮明に見えたから、
もしかして死んじゃうのかな？って、思った
そして意識を失い、今に至るわ｣

｢・・・そうか｣

霊｢私、強いはずなのに、・・・負けて、
ｸﾞｽｯ神社も、人も、守れなく、て・・・
・・・ｸﾞｽｯ、怖、かっ、たよぉ・・・｣ポロポロ

｢・・・｣ｽｯ

なでなで

霊｢・・・ぁ｣

｢博麗、お前は強い。
ルールに則った戦いでは幻想郷で一番だ
ただ今回は相手が悪かっただけだ
・・・ただ、それだけだ｣

霊｢・・・ｸﾞｽｯ｣

｢・・・よく、頑張ったな｣

霊｢っ！｣ポロポロ

｢もうすぐしたら永琳が来るが、今は休め｣

霊｢・・・うん｣
───────────
※言い忘れていましたが、
ここの霊夢は精神が少し未熟です
多少の子供っぽさがあるので、
分かる人には分かるかなって思って言うのを忘れてました。すいませんorz

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