【あんスタ】資料室に閉じ込められました。Ⅱ【瀬名泉】 (ページ4)

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Story 38 ページ4

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「アタシ、ここの紅茶好きなのよねェ。あ、このパフェ美味しそうね！」

『おぉ…』

ここのカフェに来るのは初めてなので、なんか緊張してしまう。

歩いた疲れを分散させるように、椅子に体を預けて休憩する。

とりあえず無難にオレンジジュースとフルーツパフェでも頼もうかな…

私達はオーダーを済ませて、ガールズトーク(？)を始める。

『鳴上くんは、ここによく来るの？』

「アタシはそこまで来ないわねェ…泉ちゃんがよく行ってるのよ」

『瀬名先輩が？』

泉ちゃん、という言葉を聞いてつい反応してしまい身を乗り出す。

その反応を待ってました、と言わんばかりの笑みを浮かべた鳴上くん。

「うふふ、気になる？」

『…気に…なります…』

「あらあらァ、顔真っ赤にしちゃって…可愛いわね♪」

『な、鳴上くん！！』

少し意地悪そうに笑いながら、鳴上くんが私の事を撫でてくる。

そこで店員さんが紅茶とオレンジジュースを持ってきたので、それを飲みながらトークを続ける。

「泉ちゃん、ブラックのコーヒーをよく飲むのよ」

『ブラックのコーヒー…』

「まぁしっかりとカロリー計算してるから、多くは頼まないのだけどね？」

椅子に腰掛けてブラックのコーヒーを飲む瀬名先輩を想像して、カッコイイと思った。

というか似合う。似合いすぎる。

と考えていた辺りで、店員さんがメインのパフェを持ってきた。

目の前に置かれたパフェを見て、思わずビックリしてしまう。

中々のボリュームがあって、生クリームの上にフルーツが綺麗に飾られている。

『お、美味しそう…！！』

「Aちゃん、食べましょ！」

『い、いただきます…！』

「いただきまぁす」

私はスプーンで一口すくって、口に頬張る。

フルーツの酸味と、生クリームの甘みが広がっていくこの感じ。

『「美味しい～♪」』

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