Two's company (ページ23)

今日:8 hit、昨日:30 hit、合計:247,166 hit

２３ページ23

授業が終わり、

皆は着替え、

体育館から教室までの道を今紫耀くんと一緒に歩いてる

紫「俺、どうだった？自分でどうだったか分からなくてさ(笑)
　自分で分かってなかったから、先生とかみんなに褒められてびっくりしたよ(笑)」

照れくさそうにはにかむ紫耀くん。

そんな紫耀くんに胸がきゅっと締め付けられる感覚がする

俺、ほんま、どうしたんやろ…

廉「すごく、かっこよかったですよ、プロみたいでした、」

紫「プロって(笑)廉にかっこいいって言われるの嬉しいな～！」

なんて微笑みながら言い、

俺の頭を撫でる紫耀くん

俺は、思わず胸がドキッっと高鳴ってしまった

思わず、下を向いた

教室に着き、次の授業の準備をする

相変わらず窓の外は雨

俺は雨が好きや

好きなはずなんに、

雨を見るともやもやするのはなんでなん…？

雨を見て今まで清々しい感覚しかしなかった

やけど、今は清々しい感覚と一緒に

なんか、もやもや？みたいな、なんか、変な感覚も重なる

紫耀くんが来て3日目

紫耀くんと仲良くなって3日目

たった3日やけど、

俺にとっては少し明るくなれた3日やないんかな？

って考える

たったの3日の間で

紫耀くんは俺を少し前向きにさせてくれた

まだ自虐癖は治らんし、

自分が醜くて、最低すぎて、まだ自分が大っ嫌いやけど

今まで信じたくないって思っとったけど、

いつの間にか、まだ少しだけやけど、

紫耀くんを信じるようになっていた

俺の隣で友達と楽しそうに話している

眩しい笑顔の溢れる紫耀くん

なんだかなぁ、

不思議やな、

こういうタイプ嫌いなんに、

俺と真逆で太陽みたいな存在は嫌いで、

いつもなら涙が出そうになるんに、

紫耀くんの笑顔を見ると、

俺も笑顔がこぼれそうになる

たった3日でここまで変えてくれた紫耀くん

俺にとって、嫌いな存在から

大きな存在へと変わっていた