episode4.信頼 ページ4
これは確信している。
3年生の時のことだ。
夏休みの定期テスト前、出席番号順に席移動する為、移動先の席に行くと机に注目した。
化学の化学式が机にしっかりと
彫ってあった。
こんなものが見られれば確実にカンニングだ。
僕はM先生に相談した。
するとM先生は
「大丈夫。もし疑われたら先生が『ゆうはそんなことしません』って言ってあげるから。」
少し目が覚めた気がした。
先入観とは厄介なもので、
一度染み付くとなかなか取れない。
M先生に一度嫌悪感を抱くとなかなかそのイメージを払拭されなかった。
だがその一件は僕の先入観を
変えてくれたらしい。
本当に大切なものは目に見えない。
心で見なければ。
どんな体裁よりも、それが一番大切なんだ。
絆も友情も愛も嫌悪も目に見えない。
全て心で感じるから。
だけど僕は確かに心で見えた。
僕とM先生の間にも確かに信頼は
存在するのだと。
確かにそこにあった。
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
A - ゆうさん» 「だけど確かに前に、進んでいる」この文以降の1文1文が心に響きました。私は今、どちらかと言うと止まっている方だと思うので、とても励まされた気がしますw!……長文失礼致しました。これだけは作者の人に伝えたかったのでw (2014年8月8日 1時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - Aさん» はい!ありがとうございます! (2014年8月8日 0時) (レス) id: 5b35e72707 (このIDを非表示/違反報告)
A - ゆうさん» 夜遅くにすみません…まさかコメントして返信がくると思ってなかったので嬉しかったですwwこれからも小説(と呼ぶのでしょうか?)、がんばって下さい! (2014年8月8日 0時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - Aさん» コメント返せて無くてごめんなさい!全然大丈夫ですよ!気にしないで下さい。読んでくれてありがとうございます。 (2014年8月7日 21時) (レス) id: 5b35e72707 (このIDを非表示/違反報告)
A - すいません。色々と間違えました。初めてコメント(?)したので… (2014年8月7日 15時) (携帯から) (レス) id: c5a472413d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2014年2月23日 15時