1年とみんなの出会いの話[3] ページ7
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教室の入り口には、黒帽子の影が立っていた。
その影は低い声を上げる。
中也｢手前がそういう時はなァ、大抵仕事か面倒の押しつけなんだよ五条!!｣
五条｢お、ホントに来た。｣
太宰｢ほーら来たよ黒くてちっちゃいの。もしかして蛞蝓じゃなくてGの方だったのかい？｣
いきなり現れた男に、伏黒除く1年はキョト顔である。
悠仁｢え〜っとさ先生、その人誰？｣
悠仁の真っ当な質問に、五条は明るく答えた。
五条｢いい質問だね悠仁!!コレは見ての通り小さくて黒い高専教師、中原中也くんでーす!!｣
中也｢小さくて黒いは余計だがそうだ。俺は中原中也。ここで主に体術を教えてる。｣
悠仁｢へぇ!!ってことは強えんだ!!｣
中也の言葉に、またキラキラとした視線を向ける悠仁。
中也｢おう!!自信はあるぜ。…手前が虎杖悠仁か。体術の時間はたっぷり面倒見てやるから楽しみにしとけ!!｣
悠仁｢うん!!よろしくな中原先生!!｣
笑顔で手を差し出す中也に、それを素直に握り返す悠仁。
微笑ましい光景だった。
釘崎｢…アンタ苦労してそうね。｣
中也｢お、分かるかァ？人間不適合者2人の相手してりゃ苦労もするぜ…。手前も気ィ付けろよ釘崎？｣
釘崎｢えぇ。言われなくても。先生も頑張ってね。｣
中也｢おう。ありがとな。｣
今度は釘崎によって差し出された手を、中也が笑顔で握ることになった。
また微笑ましい光景である。
釘崎(最初はすぐキレるガキみたいな奴だと思ったけど、名前先に覚えてる時点で悪い人じゃなさそうね…もっとガキなのはうちの担任だわ。)
五条｢野薔薇、今僕に対して酷いこと考えてなかった？｣
釘崎｢さぁ？どうかしらね。｣
と、釘崎の反応も悪いものではなかった。
伏黒｢…お前らが思った通り、中原さんは見た目ただの怖い人だがこの中じゃ1番まともだと思うぞ。｣
悠仁｢だよな!!俺も思った!!｣
釘崎｢同じく。｣
という生徒たちの個々の評価に反応する先生陣。
五条｢え、その評価本人いる所でやっちゃう？｣
太宰｢いいじゃないか悟。人間観察は大切だよ？｣
中也｢分かってんじゃねェか伏黒。｣
と中也は嬉しそうに伏黒の頭を撫でた。
伏黒｢…やめてください中原さん。俺もう子供じゃないです。｣
中也｢ハッ、俺から見たらいつまでもガキだがな。｣
中也の言葉に不貞腐れる伏黒。
そんな伏黒を見て
虎野((そんな顔もできんのか…))
なんて失礼なことを考える悠仁と釘崎なのだった。
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あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (
レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね！ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AHI | 作成日時：2021年1月30日 23時
