殺してやる【改】 ページ36
× × × × × ×
中也の蹴りに、空へ回避する真人。
空へ逃げる真人に、重力操作で空へ追う中也。
何方も譲らず、そして未だ余裕だ。
真人｢ホントどこまでも追いかけてくるね!!余裕こいて大丈夫？｣
中也めがけて刃物状に変形させた腕を放つ真人に、先刻壊した校舎の残骸へと自ら突っ込む中也。
真人｢…って君、何してるの？｣
中也｢あ？使えるもんは使わねぇとな…−重力操作−｣
中也がそう呟くと同時に浮き上がる瓦礫。
中也｢
中也は伸ばされた腕に軽く触り、1度地面に触れてから一際大きい瓦礫に乗り、宙に上がる。
真人｢…本当に厄介な術式だね!!｣
中也｢ははっ、余裕こいてて大丈夫？はこっちの台詞だってんだ!!｣
その言葉を皮切りに、中也は宙に浮いた瓦礫を次々と蹴り落としていく。
勿論、力の加減を調節し、瓦礫の大きさや速度、場所やタイミングまで操るおまけ付きだ。
真人｢あがｯ、グｯ、!?｣
絶え間なく降り注ぐ瓦礫達は、中也によって質量が増され、まるで隕石だった。
受け身をとる間もなく…というか重力によって体を動かせない真人は、それをまともに受けている。
中也は空中を高速で移動する。
そのスピードは、最早誰にも止めることの出来ない速度になっていた。
中也｢おらおら！守ってばっかじゃ戦いにゃ勝てねぇぞ!!｣
真人｢ｯ君こそ！空中なんて身動きが取れない場所に居ていいのかなっ！｣
真人はここぞとばかりに中也に向けてドリル状にした腕を放つ。
受け身を取るのを諦めて、中也の重力に逆らいながら作られた武器は、高速で動き回る中也の動きを完全に捉えていた。
連続する動きによって加速された中也の体は、急な方向転換が効かない。
…筈だった。
真人｢んなっ！｣
そう、中也は一瞬にして方向を変えた。
中也｢ははｯ！この程度で俺を捉えた心算かよ!!｣
真人｢…序盤で拾った砂利を撒き、足が触れた瞬間重力比を反転させて足場に…はは、見かけによらず器用だよね君!!｣
中也｢手前ｯ…見かけによらずってどういう意味だタコ!?｣
真人｢そういうとこだって。｣
中也｢うるっせぇよ!!｣
中也は、力任せに真人の腕を蹴り落とす。
ドリルの先には校舎の壁、問題ナシ。
そう思えた時、壁が内側から破壊された。
虎杖｢お、外だ!!…って、アレ？｣
順平｢虎杖君!?｣
中也｢…は？｣
砕けた壁の向こうには固まる虎杖と、担がれた順平の姿があった。
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あひ(プロフ) - 赤美恭さん» いえいえ、こちらとしては、読んで頂けるだけで土下座物なので…お気遣いありがとうございます。楽しんで書かせて頂きますね!! (2021年2月14日 16時) (
レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - こちらこそ有難う御座います。楽しみに待っておりますね！ゆっくりで大丈夫ですから健康に差し支えない程度に急がずで^^* (2021年2月14日 15時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» それからリクエスト頂き感謝します!!2年生ズと先生の出会い、それからパーティー編ですね、承知しました!!個人的に書くか悩んでいた所だったので、喜んで書かせて頂きます!!続編の方で書こうと思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。長々とすみません() (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
あひ(プロフ) - 赤美恭さん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです!!キャラクターの姿が想像できて楽しいなんて物凄い褒め言葉を頂きました…これからも作者の妄想に付き合って頂ければ幸いです。 (2021年2月13日 22時) (レス) id: 3b7f0ae71c (このIDを非表示/違反報告)
赤美恭(プロフ) - 無茶を承知の上でのリクエストのようなものですのでスルーして頂いても構いません。これからも応援しております (2021年2月13日 20時) (レス) id: 9a2b9c4af4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AHI | 作成日時：2021年1月30日 23時
