「アツヤが女子な訳…ないよねっ☆」by吹雪ちゃん ページ20
「ね?超能力使えるでしょ?」
半田が満面の笑みで言ってくる。マックス以外の人の前でこんな顔してもいいのか?ってかマックスが怖いんだけど。
「…何の能力だっけ?」
「風力使い。より正確には空力使い、かな。ってか本当は念動力って言うんらしいけどね。風丸は空気中の酸素の割合とか二酸化炭素の割合とかそういうのも操れるから空力使いでいいと思う。」
「酸素の割合とか?」
「うん。例えば水素とか増やしたあとに火おこして爆発させたりとか、あいての周りの空気から酸素奪って息できないようにしたりとか…」
「相手死ぬじゃん…」
「……でも、攻撃系の能力は前線で相手を倒す為に開発されたから、一撃必殺系が多いのは仕方が無いんだけどな…セキレイ自体、生きた大量殺人兵器として開発されたから…」
半田が少し悲しそうな表情で言う。
「…じゃ、次、アツヤ!」
「待て、半田」
「何?」
「今、吹雪の精神状態がどうなってるのか分かってるのか?」
「うん。だから…吹雪ちゃんを2人に増やして片方にアツヤの人格を移す。」
半田の手のあたりが紫になる。吹雪が後ろに下がろうとする。
「A、吹雪ちゃん押さえて。」
「え?あ、うん!」
神梨が吹雪の腕に軽く関節技をかけようとする。…吹雪に胸あたってんじゃん。
「あ、やっぱマックス!」
「???…何で?」
「風丸がすんごい嫌そうな顔してる…」
・・・って。
「してた?」
「あぁ…ものすごく分かりやすかったぞ。」
してたらしい。気を取り直し、マックスが軽く関節技をかけて。
ザッ
半田が走り出し(より正確には跳び)吹雪の顔に手を押し付ける。
手は吹雪の顔をすり抜け、もう1人の吹雪を引き出していた。
分かりやすく言えばあれだ。ブ○ーチで黒○一護が死神になるときのやつみたいのだ。
というわけで、吹雪とはちがってピンク(?)色の髪でツリ目のアツヤが出てくる。
「姉貴!どういうことだ!勝手に呼び出すなって何度言えば…」
「にゃはにゃは〜おひさ〜アツヤ〜!というわけで能力披露して!」
「は?まぁ、いいけどよ…」
あ、良いんだ…………って。
『姉貴?』
「え、アツヤ、今半田k…さんのこと姉貴って…」
「真一、妹がどっかに1人どっかにいるだけって言ってなかったっけ…」
「あ、義妹だよ。」
「アツヤが女子な訳…ないよねっ☆2」by吹雪ちゃん→←「俺が超能力なんて使えるわけ…2」by疾風ディフェンダーさん
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作者名:minatsu(しけりえ) | 作成日時:2012年1月2日 10時