【名探偵コナン】ポアロマスターの代理です。2

44.後日談 ページ22

零side.


今日は俺と梓さんの日で
律は久々の休みだ。
いつも通り俺は少し早めに来て
開店作業を進める。
暫くすると梓さんが出勤してきた。


梓｢安室さん、おはようございます！｣

安｢おはようございます、
今日もいい天気ですね。｣


なんて会話をしながら開店を待つ。
ここまではいつも通りだった。


梓｢そういえば昨日なんですけどね！｣


昨日俺は登庁してて休みだった。
話し出す梓さんは何やらニヤついていて
いつもと少し様子が違った。


梓｢沖矢さんが律さんを
お食事に誘ってたんですよ〜！！｣


パキ…
持っていたアイスグラスにヒビが入る。
沖矢…だと？


梓｢律さんが魅力的だから
誘った〜って言ってました！！
もう私までドキドキしちゃいましたよ！！｣


不覚にも駄目にしてしまったアイスグラスを
悟られないように片付ける。
何を動揺しているんだ俺は！！


梓｢でも安室さん、安心して下さい！
そこにコナン君も居たんですけどね、
話の流れで三人でお食事に
行ったらしいですよ〜！！｣

安｢あ…安心って、
別に僕は何も………｣

梓｢えっ！？てっきり私
安室さんは律さんの事
気にしていらっしゃるかと…｣

安｢何故そう思ったんですか？｣


"安室"の顔を貼り付け会話を続ける。


梓｢最近律さんと喋っている時の安室さん、
何か楽しそうだなぁ…って！｣

安｢そう…ですか？
僕はいつも通りですよ。｣

梓｢私てっきり安室さんと沖矢さんは
ライバルなのではと思ってしまってました！
勘違いだったんですね、
ははっ、すいません。｣


少し残念そうに店を開け始める梓さん。
ライバルって！！冗談じゃない！

いや、よく考えてみろ…
律が沖矢と食事をする。
そこにコナン君もいる。

…もうそれ赤井確定だよ！！！
ほらぁ！！前に誤魔化されたけど
それやっぱり赤井じゃん！！！
面子がもうそれでしかないじゃないかっ！

でももし仮にだ、赤井じゃなかった場合…
…ガチのお誘いだったとしたら…？
……………別にいいじゃないか、
どうしようと律の勝手だし…

というか何俺こんなに考えちゃってんの？


…そうだよっ！！
律が気になるの図星だよっ！！！
女性のこういう時の勘怖い！！
トリプルフェイスやってのけてるのに
色恋沙汰で一般人にバレるの恥ずかし！！

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す