【名探偵コナン】ポアロマスターの代理です。2

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『零…？』


俺の行動に不思議そうに見上げてくる律。
先に謝っておく、すまん。
だがこれいい雰囲気じゃないか？


降｢律……｣


今の俺は律に触れたくてしょうがなかった。
やましい気持ちではないと言いきれないが
日に日に愛しさが増していたのだ。

必死に俺達を守りたいなんて主張する姿勢
喜怒哀楽がハッキリしていて嘘が付けない
こんなにも沢山の強い物を持っているのに
何よりも俺に見せてくれた弱さの一面。

…ここまで惚れ込むのに
時間なんて関係ないんだな…


『ふぁぁぁぁぁああ…』

降｢………………｣

『ヤバいよ、これ今すぐにでも
寝落ちしそうだよ！！！
ほら寝るぞ寝るぞ！！
普段徹夜ばっかりしてるんだから
今日くらいゆっくり寝ましょ！！！』


欠伸デッカ…
というかさっきまでの雰囲気が
完全にどこかに行っちまった…
こいつもしかして鈍いタイプか？
それともなんも考えてないだけ…？
結局俺赤っ恥じゃないか！？


『ほら〜、何やってんの？
早く寝るよー？？』


ちゃっちゃと布団に入って俺を呼ぶ律。
とほほ…こりゃ骨が折れそうだ…

半ば諦めながら同じ布団に入れば
向き合わされて距離は0まで。
ふわりと香る彼女のシャンプーの匂い。
ここ数日、自分からも香るこの匂いに
完全に律に染められたと
小さく笑った。


『遠慮なくくっつかせて頂きやすぜ。』

降｢恥じらいというものはないのかお前は。｣

『やっぱりある程度年取ってると
そこら辺無くなるよね〜？
え、何？零恥ずかしいの！？』

降｢………別に。
ほら、寝るんだろ？おやすみ。｣


そう言って首に片腕を入れ
もう片方を腰に回してやれば
俺の首元に擦り寄り『サービスイイねぇ』
なんて満足そうに笑った。

どうやら本気で眠かったらしく
すぐに聞こえてきた規則正しい寝息。
俺も髪に一つだけ唇を落として目を瞑った。

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