拾った5 ページ9
5人は恐る恐ると言った様子で私の家に上がった。取り敢えず居間に入れてあげた。「そんなに畏まらなくても大丈夫ですよ」と言ってみたけど、落ち着いてはいなさそう。
私はしんみりとした顔で座っている5人の前にお茶を出して、話を始めた。そう、私はお茶を用意している間に考えたのだ。彼らを今後どうするか。
まず彼らには今お金と帰る場所が無い。住んでいたはずの町が見つからないということは恐らくそう言うことになる。と言うかそんな状態だったら戸籍があるかどうかすら怪しい。
そこで、彼らの経済的状況が安定するまでは私の家に置いてあげることにした。何せ彼らは暫くはここを帰る場所として生活していないと大分困ると思う。路上で生活になる。
A「皆さん、私の考えを聞いてくれませんか」
承太郎「考え…？」
そこで、先ほどの私の考えを話したのだが、5人は驚いて「大丈夫なのか」と不安げに聞いてきた。そんなに不安がらなくても私がそうしたいと思っているからそうしているのであって、不満はないのだから大丈夫なのにと思う。
更に5人は自分たちをここに置くことで生活費が色々とひっ迫するのではと私のお金のことを心配してくれた。中身もイケメンで辛いんだけど((
だけど、幸い今の私には両親からの仕送りがある。実は私の両親は私が高校に入ってすぐに「聞いてA、お母さんたち…海外でビジネスするわ」とキメ顔で言ってきたもんで。
そのため、今は海外に行っているのだ。果たして成功しているのか、それは私には分からないけどなんとなく察している。大分良い方に行っていると。
仕送りの金額からして察せる。かなり多い。毎月必ず送られてくる仕送りが最初こそ「まあ仕送りって言ったらこんくらいだよね」みたいな量だったのに、高校に入って4ヶ月ほどした時から急に増えだしたのだ。
なんか、あれだった、平均月収よりも多かった(白目)←
だが、私一人暮らしにはそのお金は多すぎて凄い量のお金が銀行口座に余っているのだ。だから5人のことは十分養っていけると思うし、不自由なく生活できると思う。
という趣旨をそのまま5人に伝えたところ、青色の髪の人から「君の両親凄いね…。」と言われた。兎に角大丈夫なのでと押し切り、暫く彼らと一緒に暮らすことになった。
今まで一人ぼっちで暮らしていたからルームメイトのような存在が出来て嬉しかった。
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奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - ふぃらんさん» コメントありがとうございます！！理想の夢小説だなんて俺には勿体無いお言葉です…これからも更新頑張ります！！ (2022年5月2日 21時) (
レス) id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
ふぃらん - いや、私の好みどストライクすぎて言葉が出てこないっすわ…めっちゃおもろかったです！ほんとに私の理想の夢小説でした！これからも頑張ってください！ (2022年4月5日 19時) (レス) @page1 id: 3dbd05047b (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯(プロフ) - 狐仮面さん» コメントありがとうございます！！て、天才！？嬉しすぎます！！明日から春休みなのでその間に沢山更新しようと思います！！是非食い入って見てください！！(？)更新頑張ります！！ (2021年3月18日 22時) (レス) id: 1e522a2cbd (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯(プロフ) - 鮭虎さん» コメントありがとうございます！！態々毎日更新チェックしてくださっているとは…！それはますます更新を頑張ろうと思えます！！ 面白度10にもしてくださったんですか！？嬉しすぎます！！本当に励みになります！！更新頑張ります！！ (2021年3月18日 22時) (レス) id: 1e522a2cbd (このIDを非表示/違反報告)
狐仮面(プロフ) - 初コメ失礼致します。読みやすくて面白いですし、天才なんじゃないですか？？(小並感)たくさん更新して欲しいのは山々なんですがお時間がある時にゆっくり更新なさってください。気持ち悪いほど食い入って見ますので(？)そして素晴らしい作品をありがとうございます！ (2021年3月18日 19時) (レス) id: 59c7d9b74e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奇星雷戯 | 作成日時：2021年2月7日 18時
