【ときメモGS1】手繋ぐの恥ずかしくないもん【氷室零一】

恥ずかしくない！〜34〜 ページ34

なんとかチャイムが鳴る前に音楽室に着いた。やっていることが授業に遅れそうになって走っている学生と何ら変わらなくて笑ってしまいそうになる。



チャイムが鳴った。さあ、これから初めての授業が始まる。



全員の顔を見る。この子達は氷室先生のクラスの生徒達だ。今朝見た顔ぶれではあるが…やはりまだ全員を覚えられているわけではないので、誰だろうと言う人ばかりである。



取り敢えず名簿を開いて出席を取った。全員出席している、バッチリね！



A「はい、今朝ぶりですね！こんにちは！私の名前、覚えてたりします？w」



まあまずはこんな感じで無難に話を振ってみよう。皆の反応次第でどう話せば良いか決めれば良い。大方の話題は昨日決めてるから問題無いし。



試しに私を覚えているか聞いてみたわけだが…誰も答えない。え、もしかして皆覚えてない？まあ初対面だから仕方ないかなぁ…。



その時、1人の女子生徒が手を挙げて「卿莉A先生ですよね！」とニッコリ笑顔で言った女の子がいた。あの子は出席番号が最初の方だったから覚えてる…えっと…そうだ、新井貴子さん。



覚えてくれてる子がいたみたいで嬉しかった。良かった…てっきり全員から忘れられたかと…()



A「そ、正解！皆の音楽の授業を担当するので覚えておいてね〜！卿莉Aだからね！卿莉A！」



これできっと名前くらいは覚えてもらえただろう。良い流れ！



ーーー

ときメモGS1の攻略本の中で、主人公の名前の設定が「新井貴子」になってたので、ストーリーの都合上その名前で出させていただいてます！

恥ずかしくない！〜35〜→←恥ずかしくない！〜33〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す