箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】3

拾った60 ページ8

リビングに入ると、ジョナサンさんとジョルノさんがご飯を作っていた。い、いつの間に作り始めてた！？食材とかどうしたんだろう？



ジョナサン「お帰りA！学校お疲れ様！」

A「ありがとうございます！着替えたらすぐ手伝いますね！」

ジョルノ「大丈夫ですよ、Aさんはソファーにでも座って休んでいてください」

A「すみません、そしたらお言葉に甘えて…。」



2人の優しさに感動しながら部屋に戻り、カバンをそこら辺に放り投げる。そして大きなため息。ジョセフさんのお陰で全くいじめられなくて良い1日だったけど、メイドだけは憂鬱だ。



文化祭実行委員の子が「お客さんが入って来たら「おかえりなさいませご主人様♡」って言ってよ！？」と迫真の表情で言っていたのを思い出し更に気分が重くなる。



嫌だ…そんなのは私の役じゃない！！決してェェェ！！！()



取り敢えず気分を誤魔化したいと思った私はトイレに行った。昨日みたいなことを防ぐために今後学校のトイレに行かないことにしたのだ。



A「あ〜…何さ、何さ！「お帰りなさいませご主人様♡(棒)」なんて言ってたまるか！」



5人が一階にいるのを良いことにそう叫ぶ。少し鬱憤を晴らしたところでトイレから出て手を洗い、下に降りた。



ソファーにでも座ろうかと思っていたが、ジョセフさんと承太郎さん、仗助さんが座っていたので空いていなさそうだ。承太郎さんとジョセフさんめっちゃデカいもんね…。



仗助「お、もしかしてソファー座ろうとしてた感じか？悪ぃ、今どくぜ」

A「いやいや！大丈夫ですよ！」

承太郎「いや、それはアレだ、折角だから俺の膝に座りな」

A「えっ？」



そう素っ頓狂な声を上げた頃には、私は承太郎さんの膝に座らせられて、彼の腕の中にスッポリ収まってしまっていた。いや恥ずかしいいッ！！！

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