箱詰めされた男達を拾っちゃったんだが【混部】3

拾った59 ページ7

こうして帰り道。行きと同じように手を繋いでいるジョセフさんは私を見下ろしながらニタニタと笑っていた。失礼だけど結構きしょいですよ←



ジョセフ「あ〜…文化祭終わるまでAの学校に同行すんの俺だけに出来ねぇかな〜」

A「え、どうしてですか…？」

ジョセフ「だってよォ〜、Aがメイド服着るのかと思うと…他の奴に見せたくねぇんだよ！なんか分かんねぇけど、見るのは俺だけが良いって思っちまうんだ」

A「えぇ…まあ恥ずかしいから見る人が少ない方がありがたいと言えばありがたいんですけどね」



あれから私は「料理は得意なので料理担当にさせてくれ」と懇願したのだが、それを見たクラスメイト達は嫌がらせ的なノリで強引にメイド担当にしたのだ。酷い。



いや、忘れてるかもしれないからもう一度言うけど私料理系の高専通ってんだよ！？料理はマジで得意分野なんですが！？あ！？(半ギレ)



取り敢えず家に着いた。鍵を開けようとカバンをゴソゴソ漁って鍵を探していると、ピンポンすら押してないのにドアが開けられた。



承太郎「帰ったか」

A「あ、ただいま帰りました！」

承太郎「お帰り、入りな」

ジョセフ「たっだいま〜…っておい承太郎、俺が入る前に閉じようとすんじゃあねぇよ！」

承太郎「すまん、ニタニタ笑っててキモかったから存在を認識していなかった」←

ジョセフ「酷くねぇ！？(半泣き)」

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