草21 ページ21
吉良side
昼頃、仕事をしていたら突然電話がかかってきた。番号を見てみれば自分の家からかかっているらしい。またアイツらが何かやらかしたのだろうか…。
若干の胃痛すら感じながら一旦その場から離れて人気のない所で電話に出た。
吉良「もしもし、どうしたんだ」
ディアボロ「たっ、大変だ吉良!今すぐ帰ってこい!」
吉良「何だ、何があったんだ」
ディアボロ「さっき近所の病院から電話があって、DIOが一時的に入院しているらしくて…!」
吉良「えっ、DIOが…!?」
あの吸血鬼がこんな昼頃に何故病院に運ばれるんだ、意味が分からない。第一普段この時間には眠っているはずだ。
ああ全く…今日こそは平和な1日を送れると思っていたのにこのザマか…僅かに蕁麻疹が出てきた。ため息をつきながら仕事場に戻り、理由を説明した上で早退した。
そして、ディアボロの言っていた病院に向かい、面会の申請をして病室へ向かった。見てみれば、確かにそこでDIOが眠っていた。一応申し訳程度にカーテンが閉じられている。
吉良「全く…何があったんだ君に…。」
そう独り言を呟いたがまだDIOは目覚めそうにない。目覚めるまであとどのくらいするのだろうか。
そう思いながらパソコンを出してメールの返信をしていると、突然「WRYY…ハッ、いつの間に…。」と言う声が聞こえてきた。
吉良「ああDIO、漸く目覚めたのか」
DIO「吉良…何故ここに」
吉良「そう言うDIOこそ何でこんな真っ昼間に病院にいるんだ」
DIO「ああ…女が…若い女がいたのは覚えていて……グッ…!」
きっとまた若い女の人の血でも吸おうとして思わぬ反撃を食らったのだろう。最近の女性は実に勇敢だ。それでもDIOをここまでにするとなると相当な気がするが。
それでも突然呻き声を上げたのは何だったんだ。まだ治っていないのだろうか。
不安になったのでDIOに「今日はここに泊めさせてもらうか」と提案したが本人が拒否したので念のため少し医者に診てもらった後はすぐ家に帰った。
307人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユメ(プロフ) - 奇星雷戯@圧倒的低浮上さん» プリ小説で参加型させてもらってる方のユメです。←よく気づきましたね以前に名前一緒でしたね (2023年4月22日 18時) (レス) id: 347b6462b2 (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - ユメさん» コメントありがとうございます!!もしかして、プリ小説の方で俺の作品を見てくださったり、参加型に参加してくださっているユメさんでしょうか!?間違いでしたらすみません…!嬉しいコメントありがとうございます!! (2023年4月22日 16時) (レス) id: a50b3c484a (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - ランキングに載ってて気になって見にきました〜初コメ失礼します〜。予想できない出会い方で、とても面白かったです!お気に入りさせてもらいまーす! (2023年2月6日 23時) (レス) @page47 id: 347b6462b2 (このIDを非表示/違反報告)
奇星雷戯@圧倒的低浮上(プロフ) - 琥雪さん» コメントありがとうございます!!な、ななな何もかも面白いとは…こんな嬉しいこと他にありません…モチベが今爆上がりしてます…ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2022年5月30日 23時) (レス) id: 7da9dffbfb (このIDを非表示/違反報告)
琥雪 - 奇星雷戯さんの作品何もかも、面白くて大好きです!!!頑張ってください!! (2022年5月29日 23時) (レス) id: 27e17eb645 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:奇星雷戯@圧倒的低浮上 | 作成日時:2021年5月7日 23時