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リングの獲得数はゲームの難易度で変わると後藤さんは言っていた。


だから、確実にリングを獲るためにはSAFETYのアトラクションを地道にこなせばいい。




そう思って挑んだ初ゲームの内容は、制限時間内に迷路から脱出しろというものだった。



道の途中ではクイズが出され、正しい解答が書かれた道を進む事が出来れば行き止まりにあたる事は無い。


ただし制限時間は一分とかなり短く、走らないと間に合わない。クイズに答えるのに時間が掛かっても間に合わない。





「……はぁっ、はぁ」





体力的にも知力的にも楽なゲームでは無かった、けれど。




「制限時間、残り四秒。

__________小町A、ゲームクリアだ」





何とか初リングを手にする事が出来た。





アトラクションから出て改めて考える。





ここで一人で行動するのは何かと不利。


定員が二人以上のアトラクションだって沢山あった。


やっぱり、誰かと組むべきなのか。


いや、でも______





『小町さんって近寄りがたいよね』


『尊敬はするけど仲良くしてくれなさそうじゃない?話しかけても無視されそうだし、ちょっと怖い……』








学校であんな(・・・)私が誰かと組むなんて……出来る訳ない。


それに私はここで唯一の女性参加者。
わざわざチームに招き入れるメリットなんてあるんだろうか。



やっぱり一人用のSAFETYレベルのゲームを____








「……あのすみません。そこ避けてもらって良いですか」





考え事に没頭し過ぎたのか、たった今三人の男の人に囲まれていたのに気づいた。


これは良くない事が起こりそうな予感。





「聞こえてますか、通して下さい」


「聞こえてるよ。なあ?」


「ああ。ところでさぁ……君、リング持ってんじゃん」


「それ大人しくコッチに渡すか、俺らに着いてきてもらおっか?」


「大丈夫。言う事聞いてくれたら悪いようにはしないからさぁ」




目の前のニヤニヤ笑う彼らを見て、厄介な事に巻き込まれたのを悟った。




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〃→←STAGE:02【クォータージャンプ】



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設定タグ:ゼロ一獲千金ゲーム , 逆ハーレム   
作品ジャンル:タレント
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マカロン(プロフ) - ナッツピさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。確認したところオリジナルフラグは付いていませんでした。もし今後も続くようでしたらお手数ですが教えて頂けると助かります。 (2019年4月27日 21時) (レス) id: c48da97d00 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - オリジナルになってます編集画面の下の方に書いてあるので外してください (2019年4月4日 21時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロン | 作成日時:2018年9月29日 7時

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