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ゼロ君とこまちちゃんはケンカ中の彼らの間に入り込みました。
「ゼロ！こまちちゃん！」
「僕こまちちゃんに久々に会った気がする！」
馬のヒロシ君と羊のスナオ君は嬉しそうです。
「まぁずっと家の中でしたから」
「何だ、またマホウの練習か？」
「いえ。今回は書物の解読に少し手こずってしまって」
「よくわかんねぇけどお疲れさん！」
熊のさくら君は豪快に笑いながら狼のセイギ君の背中をバシバシ叩きました。
セイギ君の顔は段々鬼のようになっていきます。
すかさずゼロ君が止めに入りました。
そして皆が落ち着いてきた頃にこまちちゃんは尋ねました。
「どうして皆さんケンカしてたんですか」
「だって聞いて下さいよこまちちゃん！
こいつら、僕達がやっと見つけたこの木を“その木は元々俺らのものだからよそに行け”ってケチつけてきたんです！」
やや興奮気味に牛のチカラ君は言いました。
こまちちゃんが木を見上げると、美味しそうな木の実が。
一つ実を採り、こまちちゃんはかじってみました。
「ん、美味しい」
「俺達、最近食べる物が見つからなくて……それで今日やっと見つけたのに」
「お気の毒だけど、僕らも譲る訳にはいかないんだ。飢えたくないし」
だからごめんね？と狐のユウキ君。
でもヒロシ君とチカラ君とスナオ君は怯えながらも動こうとしません。
「早く失せろ」
「い、嫌です！」
「どうしてもって言うなら何か代わりのものを寄越せ」
「そんな事言われても何もないですよぉ……そっちこそ、ここがあなた方のものだって証明出来るんですか！？」
「痛いとこつかれたなぁセイギ！」
「うるせえクソ兄貴！」
「……熊と狼なのに兄弟？」
「こまちちゃん触れちゃダメです！」
「あ、ごめんなさい。
……ケンカ収まりませんね」
「寧ろヒートアップしてるような……」
このままじゃ誰かがケガをしてしまうかもしれない。
そう思った二人は必死に止めるよう呼びかけますが聞く耳を持ってもらえません。
「仕方がないですね」
こまちちゃんが呪文を唱えると空から沢山木の実が降り注ぎ、ケンカしていた彼らは埋もれてしまいました。
「ちょっ重い！」
「こんなにいらないよ！」
「喧嘩両成敗です」
「手荒ですね」
めでたしめでたし。
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私のイメージで動物を当てはめさせていただきました。次からまた本編に戻ります。
STAGE:02【クォータージャンプ】→←番外編:01【魔法使いのこまちちゃん】
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マカロン(プロフ) - ナッツピさん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。確認したところオリジナルフラグは付いていませんでした。もし今後も続くようでしたらお手数ですが教えて頂けると助かります。 (2019年4月27日 21時) (
レス) id: c48da97d00 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツピ - オリジナルになってます編集画面の下の方に書いてあるので外してください (2019年4月4日 21時) (レス) id: a274a13ed0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロン
| 作成日時：2018年9月29日 7時
